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マレーシア訪問記(その1)

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マレーシア訪問記(その1)

今回の海外訪問レポートはマレーシアです。本コラムでは以前にも「日本の廃車から旅立つ中古部品達 -マレーシア編-」としてご紹介させて頂きました。
しかし筆者は初めての訪問です。従いまして見るもの聞くものすべてが目新しく興味津々でした。また中古部品の輸出を担当しているT君とF君の2名を研修も兼ねて同行させました。自称:海外渡航経験豊富を自称する筆者としてはドギドキと挙動不審になる訳にはゆきません。その点でも大いに緊張致しました。

地図

セントレア中部国際空港から、マレーシアの首都であるクアラルンプールまで直行便だと約5,000km、6時間ほどのフライトタイムで到着するのですが、現地での滞在時間をギリギリまで伸ばしたかったので、今回はVietnam Airlines ベトナムエアー搭乗で、ベトナムはハノイ、ノイバイ国際空港(Noi Bai International Airport)にて、乗り換えになりました。余談ではありますが、乗り換え(Transfer:トランスファー)と乗り継ぎ(Transit:トランジット)の違いをご存じでしょうか?乗り換えとは文字通り飛行機そのものを別々の機体に乗り換えて目的地に行く事なのですが、乗り継ぎとは給油等の目的で一旦空港に着陸して再び同じ機体で目的地に向かう事を言います。今回は別の機体に乗り換えて、クアラルンプールに向かったので、乗り換え(トンスファー:Transfer)となります。

閑散とした、乗継カウンター

閑散とした、乗継カウンター

乗り換え用のエスカレーター

乗り換え用のエスカレーター

問題は、その乗り換えなのですが事前調査によるとノイバイ国際空港の案内表示はさすが社会主義共和国と言うべき不親切な構造をしているとの評判。同行者2名(内1名は初の海外渡航)も居るのでカッコ悪い様は見せられません。沖止めの飛行機からタラップで降りてバスで移動してターミナルビルに到着です。そこで乗り換えカウンターを探します。International Transfar の表示を見つけたのでソコに向かって怪しげな通路を通り、ベトナムエアーのカウンターを無事に発見。乗り換えの便も同じベトナムエアーだったので、ボーディングパス(Boarding pass)は発券済みですので、軍服っぽいのを着た空港職員らしき人物に搭乗券を見せて、搭乗フロアーに向かうエスカレーター出発フロアー(departure Floor)である二階に上がりました。

ノイバイ国際空港内の風景

ノイバイ国際空港内の風景

乗り換え用のエスカレーター

二階と三階が出発搭乗待ちのフロアーだったのですが、とにかく、やることが無い… 仕方が無く、Sky と言うレストランに入りまして、ビールとおつまみをお願いしまして、小エビの春巻き風なフードを頂きました。ただ、時代なのか店内は、Wi-Fiが整備されていまして冷房の効きが弱くビールも生ぬるい環境下でしたがWeb環境は快適でした。

沖止めの、エアバスA321

沖止めの、エアバスA321

二時間ほどの乗り換え待ち時間だったのですが、搭乗券に記載してある搭乗予定時間になっても、一向にボーディングゲートが開く感じでは、ありません。搭乗口は全部で6つしか無いですし、せまいフロアーなので、間違えている可能性は無いと思い、のんびりと待っていました。
すると、搭乗開始予定より20分程遅れて搭乗開始となったのですが、華人らしきツアー団体の乗客予定者の方々が多数。邦人と思われるのはボク達3人と、もう1人だけというアウェー状態だったのですが、ツアーの方々の着席が遅く、また沖止めの飛行機の前側と後側の両方のドアから搭乗するので、どうしても狭い機内の中では整理がつかずに結局、定刻を過ぎてからの、フライトとなりました。
ベトナム人女性らしい、民族衣装のアオザイを着用した上に反射ベストを着用した、グランドスタッフも険しい顔で、ローディングエプロン (loading apron) をウロウロしながら、搭乗を急かしていました。
そんな感じで、ハノイのノイバイ国際空港をあとにして今回の目的地である、マレーシア(Malaysia)は、クアラルンプール(Kuala Lumpur:略してKL)に向かいました。

空港内のタクシークーポン売り場

空港内のタクシークーポン売り場

クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)に、予定到着時刻の10分程遅れで無事に到着しました。ここでも同乗していた方々がわれ先に通路に出るのでごった返しでの通路です。
今回の研修は現地のホテルで集合なので自力で空港からホテルに向かわなくてはなりません。そこで空港内にあるタクシーチケット売り場に並んで、ホテルまでの移動する脚を確保致しました。

タクシー代は、KL市内のホテルまで100RM(リンギット)程度で、日本円で3,000円くらいの計算です。タクシーの種類をラグジュアリーグレードにしても、そんなにビックリする価格ではありません。空港からKL市内までは、おおよそ1時間くらいを要します。到着したのが現地時間で19時過ぎでしたが、別便でくる方を待っていたので、空港を後にしたのは20時過ぎでした。クアラルンプール(略して、KL )と言えば、有名なペトロナスツインタワーが見えてくれば、もうKL市内が近くなってきた事を意味します。

空港タクシー(ラグジュアリータイプ)

空港タクシー(ラグジュアリータイプ)

空港タクシー(ファミリータイプ)

空港タクシー(ファミリータイプ)

車窓から見える、ツインタワー

車窓から見える、ツインタワー

ペトロナスツインタワーは、マレーシアの国営企業である、ペトロナス社(Petroliam Nasional Berhad)という、石油とガスの企業が本社としてのオフィスと、その他テナントで構成されており下層階は商業施設になって、伊勢丹等が入居している複合施設、Suria KLCC(スリア・クアラルンプール・シティ・センター )となっており、最上部にはマレーシアのヒルズ族?マレーシアを代表する自動車メーカーであるプロトン社の株主でもある、ペトロナス社の幹部達が居住しているらしい・・・です。
ホテルに現着後は、今回の研修をご一緒するメンバーとの結団式を開催。
クアラルンプール市内観光でも有名な、ジャラン・アロー(Jalan Alor)の、屋台通りにタクシーで向かいました。ちなみに、Jalan と“通り”を意味する単語なので、日本語風に言うなら、アロー通りですかね。マレー風毛羽先である、チキンウィングをお目当てに、屋台通り一番奥のW.A.W restaurantと言うお店に行きましたが、残念ながらお休みでした。

Jalan Alor(アロー通りのKL屋台街)

Jalan Alor(アロー通りのKL屋台街)

日本の芸能人も御用達?ミッキーの店は、お休み。

日本の芸能人も御用達?ミッキーの店は、お休み。

そこで、アロー屋台通り一番手前付近にある、キンキンに冷えたビールを提供してくれる事で有名な、CU CHA Restaurant 粗茶食館 と言う店で、お腹いっぱいになるまで、海鮮・鶏肉・野菜・ビールを頂きました。もちろん、今回の研修の成功を祈るための結団式ですので豪勢にオーダーしましたが、1人あたり80RM(約2,400円)と言う安さ。屋台にしては高いってお思いの方に、あのボリュームでと思えば納得の金額です。
問題は、あのボリューム感を写した写真が、食い気が勝ったので無い事でしょうか。とにかく、この店のタイガービールはキンキンに冷えていましたよ。

ホテルの部屋から見える夜景

ホテルの部屋から見える夜景

そんな感じで無事に結団式を終えて、KL市内中心部にあるホテルに帰還しました。
チェックインした時には、カーテンが閉まっていたので気が付きませんですが、カーテンを開けると綺麗にペトロナスツインタワーが見えていました。
なんでも24時になるとライトアップは消灯されるとの事でしたので、なんとか初日の晩は午前様にならずにホテル帰還と言うことです。
さて、次回のその2では、マレーシアの自動車事情!についてです。

その2へ続く…

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