ニュージランド訪問記(その1)

NZ国旗

画像1

画像2レンタカーの車内


オークランドの街並み


町が一望できる高台にドライブしました。緑が多い


比較的海に近いエリアに宿泊したので、夕日がキレイ


近くのヨットハーバー。隣接のレストランでチーズとワインで、本研修の成功を乾杯した。(画像:上)
(画像:下)は、日本から送られた、自動車中古部品ショツプ。保険屋さんとタイアップで販売しています。
今回は、ニュージランド(New Zealand)の、廃車リサイクル事情を見てきました。
NZは、自動車製造メーカーが無く、多くの日本車の中古車が輸入されており、その分、自動車中古部品のニーズも高い国であります。
日本から南下して、おおよそ9000km、南半球にあるNZは、国土が日本の本州と九州を足したぐらいの、日本の3/4の広さに、大阪府の人口の大体半分である、427万人が暮らしています。
成田空港から直行便で10時間チョットのフライトで、オークランド空港(画像1)に到着しました。
NZの首都はウェリントンですが、最大の都市はオークランドです。
空港のカウンターで早速レンタカーを調達。日本車のトヨタRav4を思わせるコピーされた外観の韓国車を借りました。
そうです。この日の為に国際運転免許を取得したのです。
ちなみに、国際自動車運転免許は以外に簡単に取得が出来ます。
有効期間は一年間で管轄の公安委員会で、パスポートと写真、免許証があれば、岐阜の場合は2650円の申請料を払い、5分ほどで作成出来ました。私は
日本の免許では大型・中型・牽引を取得していますので、国際免許でも同様の種類に乗ることが出来ます。
ジュネーブ条約加盟の国ならば、同様に運転が可能でございます。ただし、その国の交通ルールを遵守する必要があります。幸い英国領だった影響
で、右ハンドル・左側通行でしたので、そんなに違和感無くドライブする事が出来ました。
ただ、NZの交通ルールでは、直進車両よりも右折車両の方が、優先順位が高いのです。
マオリ風のオジ様にクラクションを鳴らされて、随分アセりました。
NZは、南島と北島及び周辺の島々から成立ち、今回は北島の北部、オークランド州マヌカウ市を拠点としました。
街が見渡せる丘に行けば、緑が多くて良い街並みです。スーパーでは肉や魚は安く手に入ります。
NZの平均月収が2800USドルくらいなので、食料品が安いのは助かりますね。
私達はホテルから歩いて行けるヨットハーバー付近のレストランでチーズとワインを堪能しましたが、夕日がキレイだったのに日が落ちないのです。
なんと日の入りが21時くらいだったのは緯度の関係なのでしょう。おかげで、長い時間楽しく語り合いました。

部品取り用の車保管

廃液類の抜取り作業

NZから輸出されるエンジン

中古タイヤーを探すお客(上)

解体作業スペース



海上コンテナーを利用

廃ラジエター液の保管

整理された部品庫

80NZD:6000円(右)自動車オーディオ高いな。

素材の買取販売もします


さて、本来の目的である、NZの廃車リサイクル事情を探るべく、数件の廃車買取り業者で、使用済み自動車の解体業を行っている企業を訪問致しました。
NZでは日本車の中古車需要が高く、その分、優良なパーツを求めていました。
流通する自動車中古部品は、NZ国内で発生した廃車をリサイクルして取外したものと、
日本国内で私達「廃車ドットコム」のような使用済み自動車解体業者から輸出輸入したものと半分くらいの割合だそうです。
なにより驚いたのが、NZの自動車解体工場のお客様にマレーシア人のバイヤーが滞在していた事です。
マレーシア人バイヤーは日本国内にも多く滞在して、中古部品の検品を行っていますが、まさかNZにも滞在していたとはビックリです。
話しかけてみると、「コンニチハー、ニホンノカタデスカ?ワタシ、ニホンニモイタヨ」などと、流暢な日本語をしゃべるではありませんか。
またまた驚きです。彼らの話によると、2008年9月のリーマンショック以来、日本での新車販売台数減少が著しくなってきたので、物量を確保の為にNZまで来ているとの事でした。
では、実際の作業スペースを確認すると、雄大な自然を有する国だけあり、環境影響を考慮して負荷の高い廃液類の回収はしっかり実施されていました。
しかし作業スペースの建屋は海上コンテナーをつなげた簡易的なものでした。
全体の敷地は、日本の我々よりも、広大な敷地面積を有しており、割合とのんびりと作業をしていたのは国民性でしょうか。
今回は3社の自動車解体業を訪問し見学させて頂きましたが、中古部品の在庫管理をPC等利用した管理システムを入れて整理された部品庫を持つ企業は1社でした。
残りの2社の部品販売方式は、日本でも昔はよく見られた、“モギ取り方式”の販売です。
(画像:下4枚)これも、敷地面積のなせる業務形態でしょう。なぜなら、モギ取り方式とは、クルマを丸ごと保管しておき、
ユーザーが自ら欲しい中古部品を取外す事によって、企業側の人件費を押さえ、またユーザーはその分、安価に部品の購入が出来るシステムです。
日本では2005年の自動車リサイクル法施行でモギ取りは、ほぼ姿を消しました。それは、モギ取りの為に
一般ユーザーが工場内に入る事の、安全確保が出来ないからです。しかし、NZでは自己責任でしょうか、
平日にも係らず、多くの人が、モギ取りに来て、お目当ての部品を探していました。
Do it my self 自分で出来る事はやってみたい国民性なのでしょう。工場の入り口で入場料を支払い、
欲しい部品をモギ取っていました。もちろん、取外しが困難な部品は工場のスタッフが手伝う事もあるようですし、専用工具の貸出しもしていました。
次は、モギ取りを終えた廃車の行方です。。
(その2に続く…)
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