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後輪駆動車の中古価格

こんにちは、北海道大学自動車部です。

年末が近くなり、モータースポーツ界もシーズンオフが近づいてまいりました。
また、シーズンオフに伴い、たくさんの車が出回る季節でもあります。
たくさんの車があり、人それぞれ好みがあると思いますが、皆さんはどんな車がお好きですか?

私は後輪駆動のMT車にとても憧れていました。
同じように後輪駆動のMT車に憧れる人は結構聞きます。
特に若いうちは、映画や漫画の影響で興味が湧きますよね。

私は後輪駆動特有のおもしろい挙動に魅了され、初めての車を探す際には、後輪駆動という点を第一の条件としました。
学生という身分であるため、あまり経済的余裕もないので、「気軽」に楽しむことができる、という点も重要な条件でした。

同じ車を買うとしても、様々な購入経路があります。
圧倒的経済力が必要な新車購入、状態がある程度管理されていて、いろいろな中古車を扱っているディーラーからの購入、ネットなどによる個人間での中古車の売買…。

どの経路で車を買うか検討するうえで、とても重要になってくるのが、やはり金銭面ですよね。
できるだけ安い出費で良い車を手に入れたい!と思うのが普通です。

そこで注目されるのが個人売買です。
確かに個人売買では、車の状態は様々で、自分で名義変更などの各種手続きなどをしなければならないなど、面倒な点はあります。
しかし、それを補えるほど安価に購入できる、というメリットもあるのも事実です。

今回は、比較的安価に車を買うことができる、ネットによる個人売買に焦点を当ててみます。
具体的には、人気の後輪駆動車で、2019年10月現在での車種ごとの価格を調べ、まとめでみました。
さらに、製造終了からどのくらいの月日が経つと価格が下落し、逆にどれくらいの月日で高騰するかも大まかに調べました。
本コラムを、皆さんの中古車購入に役立てていただければ幸いです。

今回調査対象の後輪駆動車は以下の通りです。

マツダ ロードスター(NA,NB)
RX7(FC,FD)
RX8
トヨタ MR-S
MR2(AW11,SW20)
アルテッツァ
日産 180SX
シルビア(S14,S15)
ホンダ S2000

これらについて、某インターネットオークションサイトで、取引中の車を調査しました。
価格は即決価格があればそれを採用し、なければ現在の値段を採用しています。

また、それぞれの車の値段のカタログ値は、MT限定とし、限定モデルは除くものとします。
下落率(現在取引中の車両の平均価格/カタログ値)を計算するときのカタログ値は、MTで一番安いグレードの値を採用しています。

それでは比べていきます。

◯マツダ車

まずは平均価格の棒グラフから。以下のようになりました。

各系列とデータの母数は以下の通りです。

車名 系列 型式 母数(取引額の平均値)
NAロードスター NA6C 43.5万
NA8C 74.5万
NAロードスター NB6C 17.5万
NB8C 34.8万
RX-7 FC3S 55万
FD3S 221.3万
RX-8 SE3P 27.4万

それぞれの車の製造年と発売時の値段のカタログ値としては、

車名 販売年 カタログ価格
NAロードスター 1989年~1998年 169万~240万
NBロードスター 1998年~2004年 161万~258万
FC 1989年~1992年 210万~377万
FD 1997年~2003年 295万~385万
RX8 2003年~2013年 253万~309万

やはり、同じロードスターでも排気量が1.8LのNA8CやNB8Cのほうが高いことがわかります。
20万ほどちがいますね。
FCとFDではFDのほうが大幅に高いようです。

また、RX8はとても多くの車両が出品されていました。
しかもかなり安い値段で。
気軽にロータリーエンジン搭載車に乗りたい!という方には、RX8がとても良い選択肢になりますね。
平均価格の観点で見るとNB6Cロードスターが圧倒的に安い結果となりました。

次に、製造年(最初のモデルが発売された年)と、先ほどの平均価格/新車価格の情報を照らし合わせると下のグラフのような関係になります。

上のグラフでは、1989年~1994年にNAロードスターとFCが該当し、1995年~1999年にNBロードスターとFDが、2000年~にRX8が該当しています。
さらに、ここから未だに定価の3/4ほどの価格で出回っているFDを抜くと下のグラフとなります。

上のグラフから、NBロードスターやRX8のほうが、NAロードスターやFCよりも下落した値段で流通していることがわかります。

◯その他の車

続いて、マツダ車以外の車についても見ていきます。
まずは平均価格から。

車名 型式 母数(取引額の平均値)
S2000 AP1 178万
MR-2 AW11 105万
SW20 103.7万
MR-S ZZW30 67.7万

それぞれの車の製造年と発売時の値段のカタログ値は、

車名 販売年 カタログ価格
S2000 1999年~2007年 338万~400万
MR-2 : AW11 1986年~1989年 149万~235万
MR-2 : SW20 1989年~1997年 182万~310万
MR-S 1999年~2007年 168万~237万

上のグラフから、S2000が圧倒的高値で、トヨタのミッドシップ車は比較的安い傾向にあります。
意外なことに、AW11とSW20は、ほとんど同じような値段で流通していることがわかりました。
MR-Sがこの中だとお買い得かもしれないですね。

ただ、現在の平均値段/カタログ価格を見てみると、S2000→52.7%、AW11→70.5%、SW20→57%、MR-S→40.3%となり、S2000もカタログ値に比べておよそ半額程度で出回っていることがわかります。
S2000と同時期に発売されていたMR-Sに関しては、カタログ価格の半額以下で出回っていることが伺えます。
逆にAW11は下落幅がとても小さいです。

ここで、製造年(最初のモデルが発売された年)と、先ほどの平均価格/新車価格の情報を照らし合わせると下のグラフのような関係になります。

上のグラフでは、1986年~1988年がAW11、1989年~1998年がSW20、1999年~がS2000とMR-Sが該当しています。
これらの車でも近年発売されたものほど、安価で出回っていることがわかります。
ただ、先ほどのマツダ車と比べると、下落幅はあまり大きくないようです。

続いてトヨタ アルテッツァと日産車を見ていきます。

車名 型式 母数(取引額の平均値)
アルテッツァ SXE10 82.6万
180SX S13 128.7万
シルビア S15 99.9万
S14 107.5万

それぞれの車の製造年と発売時の値段のカタログ値は、

車名 販売年 カタログ価格
アルテッツァ 1998年~2004年 206万~281万
180SX 1989年~1997年 179万~267万
S15 1999年~2002年 177万~280万
S14 1993年~1998年 170万~277万

※限定モデル除く

上のグラフからこれらの車は、多少差はあれど、どれもそこそこの値段で売っている、ということがわかります。
この中ではアルテッツァが少し安め、という結果になりましたが、それでもロードスターなどと比べると、かなり高値です。

(現在の平均値段)/(カタログ値)をみてみると、
アルテッツァ→40%
180SX→71.9%
S15→56.4%
S14→63.2%となります。

上の製造年と照らし合わせてみると、やはり製造年が昔であるほど価格下落が少ない、という関係が見て取れます。
この関係をグラフにすると、下のようになります。

やはり古いほうが、比較的下落が小さい、という関係になりました。

これまで登場した車種のほとんどにおいて、製造年が古ければ古いほど、価格下落が小さく、比較的新しい車のほうが安く手に入るということが数値上でも見えてきました。
その中でも販売台数が多いロードスターは、ずば抜けて安く流通しています。

ここまで出てきた車種を、下落率(平均価格/新車価格)の順と、平均価格の順に並べると、以下のようになります。

下落率
NB6C ロードスター 10.9%
RX8 11%
NB8C ロードスター 21.6%
NA6C ロードスター 25.7%
FC RX7 26.2%
アルテッツァ 40%
MR-S 40.3%
NA8C ロードスター 44.1%
S2000 52.7%
S15 シルビア 56.4%
SW20 MR−2 57%
S14 シルビア 63.2%
AW11 MR−2 70.5%
180SX 71.9%
FD RX7 75%
平均価格
NB6C 17.5万
RX8 27.4万
NB8C 34.8万
NA6C 43.5万
FC 55万
MR-S 67.7万
NA8C 74.5万
アルテッツァ 82.6万
S15 99.9万
SW20 103.7万
AW11 105万
S14 107.5万
180SX 128.7万
S2000 178万
FD 221.3万

総括すると、後輪駆動の車に安く乗りたい!という方には、NB6Cロードスターがお勧めです。
他の車より圧倒的に安いですし、これから月日が経つにつれて、希少価値がつき、値段が高騰する可能性もあります。
あくまでも可能性ですので、期待しないでください。

RX-8も、比較的手に入れやすい価格で販売されていることがわかります。
しかしロータリーエンジンは、メンテナンス等をまめにしなければならないため、ただ乗りたい、という方にはあまりお勧めできません。
その他の車に関しても、カタログ値からかなり値下がりしつつある車もある、ということがわかりました。

ぜひ自分好みの後輪駆動車を購入し、カーライフを満喫しましょう!

執筆:北海道大学自動車部

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