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モータースポーツと競技車両とレギュレーションと

こんにちは。広島大学自動車部です。今回は、モータースポーツと、そのレギュレーションについて紹介します。

モータースポーツには様々な競技があります。F1やスーパーGTのようなサーキットで行われるレースや、ラリーのような公道を使ってタイムを競うもの、ジムカーナやダートトライアルのような、サーキットや広場でタイムを競うもの、採点競技のドリフトやバイクのレースなど、幅広い競技が世界中で開催されています。

これらのモータースポーツには、すべてレギュレーションというルールが決められていて、そのルールに基づいて競技が行われています。JAFが主催するような公式な競技だけでなく、企業や大学の自動車部が開催する競技会でもレギュレーションが必ず存在します。

このレギュレーションでは、レースは何周とか、ピットに入るときのルールや、年間チャンピオンを決めるポイントの計算方法や、安全に進行するための決めごとが定められています。

これらは、他のスポーツルールと同じように捉えてもらえると思います。今回、特に取り上げたいのはこのレギュレーションの中でも、「車両のレギュレーション」についてです。どうして、今回この車両規則を特に取り上げたいかというと、この車両に関するレギュレーションが、競技の勝敗に大きく関わる重要な部分だからです。

モータースポーツでは、ドライバーの技量が大きく取り上げられがちですが、ドライバーの乗る車両も非常に重要です。例えば、極端な話をすると、モータースポーツにおいて一番簡単に勝つ方法は、ライバルより圧倒的に速い車両に乗ることです。

例外もありますが、自分で車両を用意するモータースポーツは、ドライバーの技量と車両の速さを競う競技なので、競技参加者は運転技術を磨くと同時に、自分の乗る車が少しでも速くなるよう努力を重ねています。

弊チームのマシン

弊チームのマシン

練習風景

練習風景

しかし、車両については自由としてしまうと、安全を確保できなくなってしまったり、開発の際限がなくなったりしてしまいます。主催者によって、レギュレーションで参加できる車両が定められています。このレギュレーションによって、競技車両の安全性と、車両の速さの公平性を確保しています。

その一方で、一部のワンメイクレースなどを除いて、一般的には、完全に同じ車両ではなく、参加者がそれぞれ速くなるよう競技車両を改造・調整するのもモータースポーツの重要な部分です。

そこで、モータースポーツのレギュレーションでは、程度は様々ですが、改造できる範囲や改造してはいけない範囲が細かく定められています。その定められた範囲の中で、最大限車両が速くなるよう改造をすることもまた、モータースポーツを構成する一つの要素で、面白い部分です。

前述の通り、速い車両を用意することがモータースポーツの勝敗を分けます。そして、この車両レギュレーションを細かく読み込んで、可能な限り車両が速くなるように、改造・調整した車両を用意することも、モータースポーツで勝つために必要なことだと言えます。

今回は、モータースポーツで使用する競技車両と、それを制限するレギュレーションを紹介しながら、私がどういった部分に注目しているか、その注目している部分を知ると、観戦する側としてどうモータースポーツが楽しめるか、お伝えできたらなと思います。

モータースポーツとは?

モータースポーツはJAFが主催する競技で、使用される車両に関するレギュレーションは、JAFのモータースポーツのHP(http://jaf-sports.jp/)に掲載されています。誰でも見ることができます。その中では、改造範囲によって様々な車両規定が定められています。

今回は、その競技車両規定の中から、改造範囲の狭いジムカーナのスピードPN車両を例にとって、定められたレギュレーションからどうレギュレーションを読み取り、車両をより速くするためは、どのように試行錯誤が行われているのかを紹介したいと思います。

車両規定について

PN車両は、全日本ジムカーナ選手権や、全日本ダートトライアル選手権といった、全日本クラスのスピード競技でも採用されている車両規定で、改造範囲が狭く競技車両にかかるコストを安く抑えられるように定められた規定です。

この規定の競技車両は、基本的に純正状態の車両から安全のためのロールバーと、サスペンション・デファレンシャル・エンジンマウント・タイヤ・ブレーキパッドが変更されるだけで、その他の改造は禁止されています。そのような狭い改造範囲の中でも、改造によって車両は速くなり、速い車両に乗れば勝利に近づくことができます。

そして、いかに速い車両に乗るかということを考えると、まず重要なのは、速い車種を選ぶことです。改造範囲が狭いため、基本の車両設計や、車種の性能が優れた車が必然的に有利になります。

ジムカーナに限った話ではないですが、優れた車種が登場すると、一気にその車両のワンメイク状態になることは、モータースポーツではよく起こります。有名な例で言えば、グループAのR32GT-Rや、ダートトライアルやジムカーナで20年以上前から現在まで常にクラス最速な、DC2型インテグラタイプRがあります。

現在のジムカーナのPN規定でも、PN1クラスではND型ロードスターが最速の車種として君臨しており、全日本ジムカーナでは、ワンメイク状態になっています。競技で勝つための車種選びは、非常に重要です。

車種選択に続いて、ジムカーナの競技車両で重要な要素は、タイヤです。モータースポーツにおいて、タイヤはどの競技でも性能を大きく左右する、重要なパーツです。スーパー耐久などのレースでは、タイヤはワンメイクに定められているところもあります。

改造範囲の少ないPN規定では、ワンメイクや、この銘柄のタイヤ以外禁止、などのように厳しく定められていないので、どのようなタイヤを使用するかということが、より重要になります。

PN規定でのタイヤの規定を見ると、長い文章で細かく規定されていますが、重要なのは、この規定ではタイヤの銘柄について、「日本のメーカーもしくはそれに準ずる会社が市販する競技専用ではないタイヤなら何でもいい」としか決まっていないことです。

そこで、参加者が競技車両にどのタイヤを選ぶかというと、一番グリップする市販タイヤということになります。もちろん、新しく市販タイヤが発売された場合は、そのタイヤを使用することもできます。

この規定は、コストのかかる競技用タイヤを使わないようにするためのものだったのです。しかしそのため、現在のジムカーナのPN規定の競技は「タイヤメーカーが新たに開発した競技用タイヤに近い競技向け市販タイヤ」をほぼすべての参加者が使用しています。ジムカーナ競技、特に全日本選手権では、タイヤメーカーがスポンサードした選手が多く出場しており、選手はそのメーカーのタイヤを装着して出場しています。

そのような状況下で、ジムカーナの世界では、唯一ほぼ自由に改造・性能向上ができる、タイヤの開発競争が起こっています。この市販タイヤ開発競争は、ジムカーナと共に、市販タイヤの性能が非常に重要な86ワンメイクレースの影響もあります。

この競技向け市販タイヤの性能が、ジムカーナの勝敗を分ける要因になっています。そこで、よりグリップして速いタイムを出せる良い市販タイヤを装着することが、PN規定の競技車両では重要になります。

一言でグリップするタイヤと言っても、年間を通して争われるジムカーナ選手権では、真夏の30度を超える気温で日が照りつける環境から、涼しい秋の雨の環境まで幅広いコンディションで争われます。それらすべての、コンディションで高いグリップを発揮するタイヤの開発というのは、気の遠くなるような試行錯誤の繰り返しだと、用意に想像できます。そうした様々な環境の中で、1番良いグリップを引き出せるタイヤを使用することも、勝つためには欠かせないと言えます。

また、他の規定の車両と同様に、サスペンションやデファレンシャルのセッティングを行って、車両の動きをより良くすることも重要です。車両の整備・メンテナンスによって、元の車両の持つポテンシャルを最大限引き出すことも重要です。

先述のタイヤのように「レギュレーションで厳密に禁止されていないことが車両の速さを決める重要な改造範囲になる」ことや、「レギュレーションからできることを読み取る」ということは、モータースポーツでは勝つために求められる力です。

今回、例にとったジムカーナのPN規定では、激しい開発競争が起きているのはタイヤくらいで、それ以外については基本的に出場する競技車両は、ほとんど同じ程度の改造で競技が行われています。

しかし、より改造範囲の広いSA規定や、SC規定、もっと言うとそれぞれの参加チームが、膨大な資金と技術を以て、車両を一から制作するF1やWECのような競技では、車両製作についてのレギュレーションが細かく決まっています。かつ「書かれていないからできること」や、「レギュレーションの想定していない革新的技術の出現」のようなことがたくさんあります。

そうして、競技参加者のレベルが上っていった結果、レギュレーション制定直後から、競技の勝負どころが大きく変わったりすることもあります。しかし、これはクラウチングスタートをするようになった短距離走や、変化球を投げるようになった野球のように、試行錯誤の末生まれたスポーツの発展と同じように捉えることもできると思います。

モータースポーツは、技術の発展を大きく許容するスポーツです。ジムカーナなどの市販車を使った競技ならば、新しい車種が登場すれば大きく盛り上がります。F1などの、レーシングカーを使った競技も、新しい技術が次々生み出されて私達をワクワクさせてくれます。モータースポーツとは、そういうスポーツなのだと思って見ることができれば、競技車両を見ながらもっとモータースポーツを楽しめるようになると思います。

モータースポーツは、ドライバーによる個人競技ではなく、車両を改造・制作する人やその車両に装着するパーツを作る人なども含めた、大きなチームで争う競技です。速い車両を用意できたチームというのは、車両製作という競技の一部分において、他のチームを圧倒しているということです。競技会がスタートする前からモータースポーツは競技が、始まっています。

マシン作成の様子

マシン作成の様子

マシン作成の様子

マシン作成の様子

練習走行中

練習走行中

まとめ

モータースポーツは、あまり興味のない人から、「なにが面白いのかよくわからない」「同じところをぐるぐる回っているだけ」といった感想を抱かれがちです。そのような人達にも、ドライバーの運転だけじゃない、競技車両がかっこいいだけじゃないモータースポーツの魅力を知ってもらえたらなと思います。

長々と書いてきましたが、車両開発の面から見たモータースポーツの魅力は、車の知識も必要で、話すと長くなってしまいがちなので、なかなか伝えられないと思います。しかし、そういった魅力を少しでも知ってもらえたらいいな、と思います。
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