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見た目からは想像できない?~マーチ12SRの魅力~

突然ですが、皆さんは日産のコンパクトカーといえば、なにが思い浮かびますか?
リーフ?ノート?それともキューブ?昔からコンパクトカーの開発に力を入れていた日産ですが、中でも早くから日産のコンパクトカーとして活躍していたのが「マーチ」です。
近頃は、生産中止の噂が取り沙汰されていますが、今回は、そのマーチのとあるスポーツモデルについてご紹介していこうと思います。

皆さんは、現行のk13型マーチの一世代前の、k12型マーチに12SRというグレードが存在していたことを、ご存じでしょうか?
k12型マーチは、1982年に発売した、初代k10型から数えて3代目にあたります。
2002年に先代のk11型からフルモデルチェンジされ、エクステリアに大幅な変更が加わりました。

ルノーとの提携により、丸々としたファンシーなデザインになり、欧州メーカーの血が入ると、こんなにも印象が変わるのかと、日本車業界に衝撃を与えました。
プラットフォームも、ルノーと共同開発したものが採用され、乗り心地も先代までの軽快な走りから、少し落ち着いた走りへと変わりました。
この共同開発された「日産・Bプラットフォーム」はk12マーチで初めて採用されました。

k12型マーチのパトカー

k12型マーチのパトカー

そのような背景の中、k12型のスポーツモデルとして12SRは誕生しました。
オーテックジャパンがチューニングを手掛け、日産が販売するという体制の下、2003年に発売されます。
5速マニュアルのみの設定で、発売されたこの12SRには様々な秘密が隠されていました。

後ほど改めて触れますが、12SRのチューニングは単なる足回りや、エアロパーツの改変に留まらず、エンジン内部から吸排気、ECUに至るまでチューニングが施され、オーテックジャパン開発陣の、意気込みを感じさせる内容になっています。

数あるマーチのエンジンの中で、1.2Lのエンジンを選んでチューニングしたのも、ひとえに高回転型のエンジンを作りたいというオーテックジャパンの意向ゆえ。ショートストロークかつ、クランクシャフトの剛性が相対的に高いという理由で、1.2Lエンジンを採用したのだとか。

実際に走ってみると、専用エキゾーストシステムによるエキゾーストサウンドや、吹け上がり、レスポンスの良さから、「これ本当にマーチか?」と思わせるようなスポーティな走りを楽しめます。

モータースポーツで活躍する12SR(前期型)

モータースポーツで活躍する12SR(前期型)

元々のk12型マーチが、非常にコンパクトなため最小回転半径も小さく、ジムカーナなどでその特性を活かした走りを見せてくれます。

【年式による仕様の違い】

2003年から2010年までの間生産されていた12SRですが、この間二回のマイナーチェンジが行われています。
一般に、一回目のマイナーチェンジ以前が前期、以降が中期、二回目のマイナーチェンジ以降が後期と呼ばれています。

<前期型>販売期間:2003~2005年

〔標準車との主な共通点〕

乗車定員:5人
エンジン:CR12DE型 1.2L 直4 DOHC
駆動方式:FF

〔標準車と比較したときの12SRでの変更点〕

ピストンを専用化し、圧縮比を9.8から11.5へ変更、カムプロフィールを全面的に変更、吸排気系を太くするためエキマニを、1.4Lモデルから流用し径を拡大しました。
その他にも、軽量フライホイール、専用ピストン、専用バルブスプリング、専用チューニングコンピューター、高回転型カムプロフィールなどを導入。

これにより、90馬力から108馬力へと約20パーセント引き上げられ、トルクは12.3kgm/rpmから13.7 kgm/rpmへと引き上げられました。
燃費対策として、標準車に搭載されていた可変バルブタイミング機構をあえて搭載せず、レスポンス向上を図っています。

このように、チューニングが施されているエンジンなので、燃料はハイオク指定となっています。

12SRのエンジンルーム

12SRのエンジンルーム

その他にも以下のような変更がありました。
・専用サスペンション(約20mmローダウン)
・低排圧キャタライザー
・専用メインマフラー
・専用センターマフラー
(標準車よりパイプ径を拡大、高周波のノイズをカット)
・テールクロスバーの追加
・スタビライザーの強化(ロール剛性約1.4倍)
・専用フロントエアスパッツ(ダウンフォースを発生させ高速域での安定性を確保)
・専用シート(シートフレームにサイドワイヤー追加)
・アルミペダル(ER34GT-R用を流用し、操作性を向上)
・革巻ステアリングとシフトノブ、シフトブーツ
・専用ボディカラー(ホワイトパール、ダイアモンドシルバー、スーパーブラック、クリスタルブルー、シトロエンイエロー、キウイグリーン)

<中期型>販売期間:2005~2007年

〔前期からの変更点〕

吸排気系の形状見直し(専用のステンレス製エキマニへ)や、シリンダーヘッドのポート研磨を行い、それに伴いコンピューターの仕様も変更されました。
これにより、最高出力が110馬力となり、前期に比べ2馬力アップしました。

その他にも以下のような変更がありました。
・サスペンションの仕様変更
・オプション設定としてクスコ製専用ストラットタワーバーが設定される
・フロントスタビライザーのサイズ(フロント20mmから22mmへと変更)
・リアスタビライザーのサイズ(23mmから24.6mmへと変更)
・リアトーションビーム・ブレーキローター(フロントディスクブレーキを1.8L車のティーダから流用することにより、ブレーキローター径が238mmから258mmへとサイズアップ)
・専用エアロパーツ
・アルミホイールデザイン、フロントグリルのデザインの変更
・専用ブラックメーター
・専用シートのカラー変更(黒地にオレンジから黒地にグレーに)
・専用ボディカラーの選択肢が減る(ボディーカラーがホワイトパール、ダイアモンドシルバー、スーパーブラックのみになり、ブルー、イエロー、グリーン系統のカラーが廃止)
・車両重量

前期型は3ドアで910kg、5ドアで930kgに対し、中期型は5ドアに統一され車両重量は一律960kgとなり、それに伴ったフロアへの補強も行われました。

このころ、同じくオーテックがチューニングを手掛けた、k12型マーチで1.5LのCVTの15SR-Aというグレードも発表されます。

<後期型>販売期間:2007~2010年

〔中期型からの変更点〕

・専用スポーツシートのカラー(黒地にグレーから黒地にブルーに)
・フロントグリルのデザイン変更
・専用ボディカラー(既存のホワイトパール、ダイアモンドシルバー、スーパーブラックに加えてパシフィックブルーが登場)

中期と後期は、デザインなどの変更のみなので、性能としてはほぼ同じとみて差支えないでしょう。

前期と後期を、乗り比べた方の話を聞いたところ、前期は低回転域のトルクは細く、高回転域でトルクが出るという特性なのに対し、後期は、低回転域からトルクが出始め、高回転域は、だだ回っているだけでトルクはあまり感じられない、などといった違いがあるそうです。
街乗りでは、後期型のほうが運転しやすいとのこと。

【前中後期を見分ける方法】

さて、ここまで読んでくださった方は、そろそろこの車が欲しくなってきた頃と存じます。
残念ながら12SRは現在生産終了しており、購入する際は中古車での購入となります。12SRは、前~後期で性能やデザインが異なるため、自分の好みに合ったタイプを見つけたいところです。
そこで、前~後期を簡単に見分ける方法を、紹介させていただきます。

1 年式

これが最も基本的な見分け方です。
大抵の中古車販売サイトには、明記されていますのでまずはここを見ましょう。

2003~2005年➡前期
2005~2007年➡中期
2007~2010年➡後期

ただし、年式が分からない場合や、時期にかぶりのある場合(例:2005年式は前期と中期両方の可能性がある)はこれ以降の方法で見分けましょう!

2 ウィンカーの位置

12SRは、ベースとなるK12型マーチの使用変更に伴い、前~後期で全てウィンカーのデザインが異なります。

前期型:ウィンカーがグリルの内部に埋め込まれており、グリル越しにウィンカーの光が見えます。
中期型:前期と同じ位置に付いていますが、ウィンカーの部分にグリルがなく、クリアにウィンカーの光を見ることが出来ます。
後期型:ヘッドライトの中に埋め込まれる形となっており、涙袋のようなデザインとなっています。

ウィンカーがヘッドライトに内蔵されている後期型

ウィンカーがヘッドライトに内蔵されている後期型

3 シートの色

12SR専用シートですが、これも前~後期でそれぞれ黒地のシートに入る色が異なります。

前期:オレンジ
中期:グレー
後期:ブルー

室内の印象がかなり変わるので、好みのカラーで選ぶのも良いかもしれませんね。

黒地にブルーが入った後期型のシート

黒地にブルーが入った後期型のシート

4 ドアの枚数

12SRには、3ドアと5ドアが用意されていますが、残念なことに中期からは、3ドアは存在しません。
もし、3ドアが欲しいのであれば、検索条件の「年式」を2003~2005年に設定しておくとよいでしょう。

ちなみに、3ドア5ドアと比べて車重が軽く、910㎏と同グレードの中では最軽量となっています。

5 ボディカラー

これも、前期型のみを見分ける方法にはなってしまいますが、前期型は中期~後期型には無い「シトロエンイエロー」、「キウイグリーン」が設定されています。

ですので、玉数は少ないですが黄、緑などのカラフルなカラーの12SRは前期型と判別できます。

【燃費について】

気になる燃費ですが、実はニッサンのホームページおろか、カタログですら公表されておりません!
チューニングされたエンジンだけに、気になるポイントかと思います。
そこで、実際に私の12SRの燃費を集計してみたところ、平均して燃料1L当たり14.59㎞という結果になりました。

他の方の話を聞く限りでも、おおよそこの程度の燃費かと思われます。
1L当たりの燃費が、10㎞を割り込む数値は無く、一般的なコンパクトカーと比べても引けを取らない燃費ではないでしょうか。

ちなみに、集計の際には除きましたが、後付けのスロットルコントローラーで、エコモードにした結果、1L当たり24.10㎞を記録したこともあり、電子スロットルならではのメリットを体感しました。

さて、ここまでマーチ12SRのその魅力についてご紹介させていただきましたが、いかがだったしょうか?
もし、車の購入を検討中で「走りを楽しみたいけど実用性は捨てたくない…」、「燃費が悪くて維持費のかかる車はちょっと…」という方がいらっしゃれば是非!
マーチ12SRを、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

筆者:静岡大学自動車部

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