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エコカーは本当に環境と家計にやさしいのか?

こんにちは、岐阜大学自動車部です。近年では街中で、エコカーを多く見かけるようになってきましたね。私たち自動車部が、燃費の悪い車でサーキットを走り、ガソリンをたくさん燃やしている一方で、最新の技術が満載されたエコカーの台数が、増えているのです。

ところで、どうしてエコカーは、近年でここまで急激に普及したのでしょうか?エコカーを所有すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?エコカーは、本当にエコなのでしょうか?今回のコラムでは、これらについて論述していきます。

エコカーの定義

はじめに、エコカーの定義です。経済産業省の、次世代自動車振興センターによると、エコカーとは、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車、天然ガス車、クリーンディーゼル自動車。または、10・15モード燃費値が、平成22年度燃費基準に100分の125を乗じて算出した数値以上であること。JC08モード燃費値が、平成27年度燃費基準を達成していること。とあります。

エコカーの種類

ハイブリッド車(HV)

エコハイブリッド車は、その名の通り、複数の動力源で走行する自動車です。エンジンと、電気モーターの2つを備えているため、電気自動車と比較し、長距離走行の場合に強みを持ちます。

プラグインハイブリッド車(PHV)

プラグインハイブリッド車は、ハイブリッド車同様、エンジンと電気モーターを搭載し、家庭用コンセントなどの外部電力で充電することができる自動車です。

電気自動車(EV)

電気自動車は、電池に充電し、電気モーターを動力源として走行する自動車です。

燃料電池車(FCV)

燃料電池車は、水素と酸素を動力源として走行する自動車です。 電気自動車と比較して、走行距離が長く、充電時間も短いことが特徴となっています。電気自動車同様、二酸化炭素や窒素酸化物を出さず、出すのは水だけなので、究極のエコカーとも呼ばれています。

クリーンディーゼル車(CDV)

クリーンディーゼル車は、ススや、二酸化炭素、窒素酸化物などの、大気汚染物質の排出を大幅削減したディーゼル車です。燃料価格が高く、長距離移動の多い欧州では人気が高いようです。

水素自動車

水素自動車は、ガソリンの代わりに水素を供給し、燃焼させることで駆動する自動車です。 燃焼の際に、水と少量の窒素化合物が排出されますが、二酸化炭素の排出はゼロです。

今回のコラムでは、私たちにとって身近な存在であるハイブリッドカー(HEV)に、注目したいと思います。

水素自動車のMIRAI

水素自動車のMIRAI

電気自動車用のスタンド

電気自動車用のスタンド

エコカーの普及

次に、エコカーの販売台数推移を見ていきましょう。(図表1)エコカーに分類されるEV、PHVなどのなかで、販売台数の大半を占めているのが、ハイブリッドカー(HEV)です。2012年に、100万台以下であった販売台数は、2017年には140万台近くに上り、今後もますます増えていくものとみられます。

図表1:エコカーの販売台数推移

図表1:エコカーの販売台数推移

実は、エコカーの普及率を国際比較すると、日本は断トツで普及率が高いです。日本より、比較的ガソリン代の安いアメリカなどでは、エコカーが普及しないことには納得がいきますが、ヨーロッパなど、燃料課税が高くガソリンが高価な国々で、エコカーが普及しないのはなぜなのでしょうか?

このような、日本のエコカーの普及には、政府の政策が大きく関わっています。平成27年から、実施されているエコカー減税は、一定基準の環境性能を上回る車両について減税、免税などの優遇措置を設けています。具体的には、電気自動車、燃料電池自動車などの、次世代自動車や平成32年度燃費基準+20%達成車については、自動車取得税と自動車重量税を免除、平成32年度燃費基準+10%達成車については、自動車取得税の80%、自動車重量税の75%を免除、など魅力的な優遇を受けることができます。

実際に、プリウス、フィットハイブリッドを例に優遇額を調べてみると、プリウスで自動車取得税60,700円~82,500円、自動車重量税45,000円。フィットハイブリッドで、自動車取得税42,200円、自動車重量税45,000円の減税措置を受けることができます。しかし、車種や、グレードにより減税措置を受けられる金額に、かなり差が出るので注意が必要です。このように、日本でのエコカーの普及には、車両の環境性能のみではなく、減税措置などの優遇政策を狙った購入者層にも要因があるようです。

エコカーは本当に環境、家計に優しいの?

それでは、エコカーは本当に環境と家計にやさしいのか?という本題に移りたいと思います。まず初めに、エコカーは本当に家計にやさしいのかを考えるにあたって、車両モデルを設定します。ハイブリッド車で人気のある、プリウスやアクアをモデルとしたいところですが、ここではハイブリッド、ガソリン車の両方のグレードがある日産・ノートを例に見ていきましょう。

初めに、ノートのガソリン車の新車価格は、約145万円で、ハイブリッド車の価格は180万円です。ハイブリッド車は、新車購入時にかかる自動車取得税の優遇対象で、減税額は約9万円です。本体価格で比較すると、ハイブリッド車の方が35万円高いですが、優遇措置後で比較するとその差は26万円になります。両者の購入価格だけで考えると、プラス26万円でハイブリッドという最新の機能を搭載した車に、乗れることになります。安い金額差ではありませんが、長期間同じ車を所有するつもりでれば、少し迷うかもしれませんね。

次に、車検時に払う自動車重量税や、毎年度かかる自動車税についてみていきましょう。ガソリン車では、自動車税は新車購入時と、そこから一年毎に39,500円がかかります。自動車重量税は、新車購入時に36,900円と、そこから二年毎に24,500円がかかります。3年間で試算すると、27万9,500円がかかる計算になります。一方、ハイブリッド車では、エコカー減税が適用されるので、自動車税は新車購入時に39,500円、一年後に10,000円、二年後以降は一年毎に39,500円がかかります。自動車重量税はなんと、新車購入時から毎年0円です。ガソリン車と同じように、3年間で試算すると、12万8,500円がかかります。ここで、ガソリン車とハイブリッド車を比較すると、ハイブリッド車の方が15万1,000円安いことが分かります。

この金額差は税金によるものですので、どんな車の使い方をしても変わりません。買い物にしか使わないから毎年5千キロしか乗らない、という人も、長距離通勤をしていて年間走行距離が2万キロを超えるような人でも、かかる費用は同じです。そうなると、3年間で約15万円という金額差は、とても大きいように感じますね。現時点で、ガソリン車とハイブリッド車の購入価格と、3年間の自動車税・自動車重量税を比較すると、ガソリン車の方が11万円安いことが分かります。

ガソリンスタンド価格 電光掲示板

ガソリンスタンド価格 電光掲示板

最後に、ガソリン代について考えます。ここでは、ガソリン価格を130円と仮定しましょう。カタログ値によると、ガソリン車の燃費は24km/Lです。年間走行距離が、1万キロ前後と平均的な使用の人ならば、必要なガソリンは約417Lですから、一年間のガソリン代は約5万5千円です。年間走行距離が、2万キロ前後と少し多めに使用する人であれば、ガソリン代はその倍の約11万円となります。

一方で、ハイブリッド車の燃費は36km/Lです。同じく、年間走行距離が1万キロ前後と平均的な使用の人ならば、必要なガソリンは約278Lですから、一年間のガソリン代は約3万5千円です。年間走行距離が、2万キロ前後と少し多めに使用する人ならば、ガソリン代はその倍の約7万円です。3年間のガソリン代の差をまとめると、年間走行距離が1万キロ前後の人なら6万円、年間走行距離が2万キロ前後の人なら12万円、それぞれハイブリッド車の方が、安いということが分かります。

平均的な使用距離だと、意外にガソリン代の価格差は小さいように思えます。しかし、カタログ値とは言え、近年の車はガソリン車であっても驚異的な燃費性能だと思います。筆者の車は、燃費が8km/Lなので、同じガソリン車と比較しても3倍のガソリン代を払い、3倍の頻度でガソリンスタンドを訪れているということになります。…あまり目を向けたくない現実ですね!

まとめ

エコカーは、本当に家計にやさしいのか?という疑問について、ここまでの論述をまとめましょう。本体価格や、税金についてはガソリン車の方が11万円安い。ガソリン代は、年間走行距離1万キロ前後の人なら6万円、年間走行距離2万キロ前後の人なら12万円ハイブリッド車の方が安い。つまり、年間走行距離2万キロ以上の人ならば、減税やガソリン代で本体価格のモトがとれるということになります。

今回は、新車購入後3年間までしか試算していないので、長期間所有して走れば走るほど、ガソリン代で差がつくのではないかと、思われる方も多いかもしれません。しかし、ハイブリッドカーは、ガソリン車に比べて部品点数が多いので、その分故障やメンテナンスが必要な個所が多いです。さらに、エコカー減税の適用は、2018年4月末までであることを決して忘れてはなりません。これらのことを考えると、エコカーは家計にやさしいとは言えません。ディーラーや、広告媒体ではエコカー減税がお得、ガソリン代で元が取れる、などと言われていますが、よほどの長距離通勤での使用、あるいはタクシーなどの業務での使用でないと、現実的ではないでしょう。

次に、エコカーは本当に環境にやさしいのか?ということについて考えていきたいと思います。このことについては、多くの議論を耳にします。排気ガスに、含まれるCO2が少ないから環境にやさしい、新しい車は排気ガスの浄化性能が高いから環境を汚さない、低燃費でガソリンの使用量が少ないからエコ…。しかし、私たちは、それ以前の大前提を見失っているのではないでしょうか。環境にとって、私たちが最も悪影響を与えるのは、今まで乗っていた車を処分し、新しい車に乗り換えたその瞬間です。究極のエコカーとは、故障した個所をきちんと修理して、オーナーに長年大切に使われている車のことではないでしょうか?最新技術の新しい車を良しとし、大切に乗られてきた古い車を悪とする。このような良くない風潮を自動車社会に生み出したのが、エコカーだと私は思います。よって私は、エコカーは家計にも環境にもやさしくない車だと考えます。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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