最近の日本車の傾向

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皆さんは、自分の車以外に走っている車を注意して見たことがありますか? 安全に気を配るために見るという点ではなく、その車がどんな形をして、どんな性能を持っているのかという点です。

私自身、小さな頃から車が大好きで、親の車に乗る時なんかは周りの車がどんな風なのか?よ〜く観察していた思い出があります。

そこで私は、最近の日本車ってどういったものが流行しているのか、なぜ流行するのかを紐解いてゆきます。

トヨタC-HR(コンパクトなHigh Riding)

トヨタC-HR(コンパクトなHigh Riding)

カムはたまご型をした部品で、とがっていない部分はベース円といわれていて真円になっています。 尖っている部分をカム山と呼びます。

1.SUV

SUVとはSports Utility Vehicleの頭文字をとったもので、近年バカ売れしている車種の一つですね。

見た目、スポーティーでかつ丁度良い大きさが特徴です。 例としては、マツダのCX-5、ホンダのヴェゼル、トヨタのC-HRが有名どころです。 古くは、ラダーフレームタイプの4WD車がSUVのメインでしたが、モノコックフレームタイプのクロスオーバーSUVが増えてきました。

それにともない、SUVでもAWD車ではなく、2WD車も多く販売されていますね。 いわゆる、街乗りSUVです。

マツダのCX-5(かっこいいですよね!)

マツダのCX-5(かっこいいですよね!)

丁度良い大きさなので、今の日本の家族構成にはぴったりな車ですし、それなりに荷物も乗ります。 また、男女問わず運転しやすい形です。

さらにデザインも斬新なものが多くて、フロントのフェイスがキリッとしていて、リアは丸く収まっている感じがあります。 誰にでも受け入れられるデザインですね。 これらが売れる理由です。

一方で、4WDのように悪路を本気で走るわけではないので、 「俺は、悪路走りたいんや!」 って、方には、スズキのジムニーがオススメです(←個人主観)。

また別カテゴリーですが、人や荷物をたくさん乗せられると言えば、昔からコンスタントに売れ続けているミニバンです。 SUVとミニバンはカテゴリーこそ違いがあれど、ユーザーの使用法としては似ています。 ミニバンは、日本の各自動車メーカーは得意であり、忘れてはならない車種です。 とは言っても、SUVは今現在売れに売れている車種であることに間違いないですよね。

2. 軽自動車

もはや、日本人にとって一番身近で、常に流行している車種ではないでしょうか? ここでは、軽自動車の変遷を辿ることで、今の軽自動車の傾向を見てゆきます。

「てんとう虫」と呼ばれた、スバル360

「てんとう虫」と呼ばれた、スバル360

●初期
戦後の日本で有名になった軽自動車といえば、1958年発売のスバル360ですね。 この頃は、エンジンが360ccまでの排気量。 全長3.0m、全幅1.3m、全高2.0mの規格でした。 私自身、大学の講義で、この車の製造に携わった人たちの苦難について、某プロジェクト何ちゃらのビデオを見て学びました。

ここから日本の軽自動車は始まったと言っても過言ではありません。 それゆえ、軽自動車のコンセプトは今も昔も変わらず、 「小さくそれでいてしっかりパワーを持っていること」 です。 この考え方は今もずっと守られています。

ホンダ「ビート」1991年発売

ホンダ「ビート」1991年発売

●中期
中期という区分にしてよいのかわかりませんが、要は自主規制がかかりだした頃からだと私は考えています。

1976年に改定された新規格は、エンジン排気量が360ccから550ccに拡大されました。 ボディサイズも全長が3.2m、全幅は1.4mと大きくなりましたが、全高は2mのままでした。

ちなみに、今の軽自動車の原動機は64馬力が限度とされています。 それは、バブル時代の1987年に発売されたスズキの初代アルトワークス(CA72V/CC72V)が自主規制を作るきっかけです。 F5Aの550ccエンジンを、DOHDにインタークラーターボを装備するという、安価が魅力な軽自動車には考えられない方向で武装させた経緯があるからです。 そのアルトワークスと、張り合っていたのが1985年発売ダイハツのミラTR-XX(L70V)です。

このミラTR-XXもかなり暴れん坊な車でした。 このあたりから、軽自動車に運動性能が求められていくようになったのですが、その他の装備も充実してゆきました。 安価である国民車が軽自動車でしたが、“エアコン”“パワーステアリング”“パワーウィンドウ”“AT(オートマミッション)”等々の装備が標準装備やオプション装備で充実してゆきました。その後、1990年にエンジン排気量規格が550ccから660ccへと拡大しました。 ボディサイズは全長が3.2mから3.3mに伸ばされ、全幅1.4m、全高2mは旧規格と同じです。

この660cc化に伴い、マツダのAZ-1、ホンダのビート、スズキのカプチーノ、さらには進化したアルトワークスなど「Fun to Drive」な軽自動車たちが現れました。

スズキ「アルトワークス」

スズキ「アルトワークス」

スズキ「カプチーノ」

スズキ「カプチーノ」

上記の画像は、ワークスとカプチです、刺激的な2台です 私も実際この2台に乗る機会がありました。 軽とは思えない強烈なエンジンと軽いボディーがマッチしていて、思わず笑みがでてしまいました。

2017年上半期販売台数トップの「N-BOX」

2017年上半期販売台数トップの「N-BOX」

●後期
個人的には近年になって、世の中が環境問題に注視しだしたくらいの軽自動車だと定義します。

1998年に、普通車同様の安全規格をクリアーするため、全高は2mのままでしたが全長3.3mから3.4mに、全幅1.4mから1.48mになりました。 2000年に、“平成12年排出ガス規制”が施行されたのを機に、軽自動車にも本格的なエコの流れがやってきました。

エコカーといえば、トヨタのプリウスやアクアなどのハイブリットカーを一番に思いつくのではないでしょうか? これらの車は、普通車区分であるからゆえに大きな車体を生かしてモーターを搭載して駆使していますが、軽自動車の小さな車体ではなかなかに困難です。 そこで各自動車メーカーは、軽自動車の規格に見合うエンジン性能の見直しからの燃費向上を目標にしました。

ダイハツのミライースやスズキのアルトが有名です。 リッター30kmを、軽で越えてしまうあたりに度肝を抜かれてしまいます。 さらにはエンジン単体だけではなく、回生ブレーキを使って発電し、エンジンの動力を助ける働きを持った軽自動車も現れています。 モーターのアシストによって発進や上り坂での加速に有利になります。 これも、燃費に寄与してきます。

これらから、燃費がいい軽自動車は今まで述べてきた軽自動車の利点と重ねると非常にマッチすることがわかりますね!

「タント-カスタム」室内は広々

「タント-カスタム」室内は広々

また、最近の自動車には「広さ」が求められている傾向があります。 それは軽自動車にももちろん求められていて、ダイハツのタントなんかがずば抜けていますね。

タントだけではなく、もちろん普通の軽自動車でも広いように思います。 昔の軽自動車の後部座席は狭くて大人が乗るには到底かなわない空間でしたが、最近は後部座席の移動を可能にして足元のスペースを確保し、大人が乗っても平気な軽自動車が数多く販売されています。

まとめると、軽自動車は税制上の優遇措置の他にも、以下の項目が求められているがゆえに、長い間日本人に愛され続け流行していると言えるでしょう。

・小さくて軽い、それでいてパワフルで、日本の道路状況にあっていること
・モデルチェンジごとに運動性能を向上させ、快適性や走行性を進化させていること
・その時々の環境に見合ったエンジンを搭載して、規制を満たしていること
・「広さ」を追求して、だれでもゆったりと乗ることができること

これらの項目が満たされることで、軽自動車は売れる車の一つとなっています。

3.スポーツカー

ホンダのスポーツカー「NSX」

ホンダのスポーツカー「NSX」

近年、マスコミは「若い人の車離れ」を問題として取り上げています。 また、自動車メーカーでは、40代、50代の人たちへ「もう一度、スポーツカーに乗って欲しい」という考えを持っています。 要はスポンサーの意向で、マスコミが民衆を煽ってスポーツカー熱を再び起こそうと奮起しているようです。

スポーツカーのイメージは、「かっこよくて速い」ではないでしょうか? 異なる価値観を持ちながら、多くの人にその性能を見せつけるイメージです。 そのイメージを持ってして、メーカーは環境や規制に適したスポーツカーを今の世に出しています。

例としてはホンダのシビックType Rやトヨタの86、マツダのNDロードスターが挙げられます。

トヨタの「86」型式:ZN6

トヨタの「86」型式:ZN6

また、日本の自動車メーカーは海外のスーパースポーツである、ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカーにも負けない、日本の技術力を用いて開発しています。 日産のGT-RやホンダのNSXがそうですね。

GT-R:リアのデザインが素晴らしい!

GT-R:リアのデザインが素晴らしい!

これら述べてきた車は、まさに近年のスポーツカーブームの火付け役として流行しています。 また、軽自動車の部門でもスポーツカーを作ろうという流れがあります。 私の実家のホンダのS660は、オートマでありながら、ドライビングポジションが低くてコーナリングがとても楽しいです!速さではなく、楽しさを教えてくれます。

このように、メーカーはスポーツカーをもっと身近で感じられるものとして真剣に取り組んでいます。

しかしながら問題点もあります。「価格」です。 一昔前のスポーツカー作りのコンセプトの一つとして「手頃な価格でスポーツカーを楽しむ」という理念がありました。 しかし、今のスポーツカーはとてもお手頃な値段ではないです….。

ホンダ「S660」:200万から250万の価格

ホンダ「S660」:200万から250万の価格

考えられる一番の理由としては、「安全性能の向上」ではないでしょうか? エアバッグの装着はもちろんのこと、ボディー剛性の向上が安全への対策として考えられているので、これらの項目は避けて通ることはできません。 よって、どうしても値段が上がってしまいます。

スポーツカーのあり方にこの「安全性能の向上」が加わっていることが、ひと昔のスポーツカーとは違う点ではないでしょうか? 部車のシビック(EGやEK)を駆ったあとに、ぜひとも新型シビックType Rのボディー剛性の高さを体感してみたいですね….

とはいえど、いつの時代も私たちを魅了してくれる車種であることに間違いはありません。 今の時代が環境問題を重視している中でのこれからのスポーツカー作りにますます期待が高まりますね!

環境性能の高いトヨタ「アクア」

環境性能の高いトヨタ「アクア」

4.環境性能に適した自動車

地球温暖化が問題となっている現代で、その問題の主たる一つとなっているのは自動車であることに間違いありません。 いわゆるエコカーという車種は、定評を得て売れ続けている部類であると言えます。

その種類も様々で、エンジンとモーターの両立によるハイブリッドカーや、ガソリンを一切使わない水素自動車や電気自動車が登場してきています。 これらの車は各メーカーの環境問題に対する姿勢がはっきりとしていて、メーカーどうしの対抗意識が垣間見えて面白いです。

まるで、スポーツカーを作って競い合っているかのごとくです。 フランスとイギリスが2040年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止する方針を打ち出したことで、自動車メーカー開発競争が激化してエコカーの更なる向上が期待されます。

しかしながら、実際にエコカーや燃費のよい車を運転して、エコな運転が可能かと言われれば、それは違うなと感じることがありました。

私事になりますが、先日開催されました、全日本エコドライブチャンピオンシップにて、鈴鹿サーキットをホンダのフィットで走らせていただく貴重な機会がありました。 ハイブリッドの型式ではなかったものの、燃費的にはかなりよい型式でした。

しかし、エコな運転を目指して走ろうとしてもなかなかうまく行きませんでした。 走り終えてから、エコドライブの難しさについて考えさせらました。 また、自分たちがいかに燃費のよい車に乗ったとしても、一人一人が意識していかないと、せっかくの性能を引き出せないまま運転してしまっていることになるなと考えさせられました。

まとめますと、近年でこのようにエコカーブームが生じたのは、一人一人の環境問題への意識が高まったことが一番の大きな理由と言えるでしょう。

以上、最近の日本車の傾向について述べてきました。 私自身、大学性になって免許を取得し、大学自動車部に入部してから、様々な見た目や性能を持った自動車を運転する機会がありました。

そのような中で、「この車はここがいいよね」とか、「ここが微妙だね」などと考えることが多くなりました。 このような考えが出ることには必ず理由があるはずで、それはその自動車が売れるひとつのポイントであると考えています。

皆さんもこれを機にいろんな自動車に触れて、デザインや性能について考えてみると、近年の日本車の傾向がわかるのではないでしょうか?
(執筆:広島大学自動車部)

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