たった一度の人生だからじゃないですか

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たった一度の人生だからじゃないですか

自動車が発明されたのは、1796年。
馬車に代わって大砲を運べないかと、“蒸気機関”を原動機とした道具が発明されたのが最初です。
蒸気自動車から、ガソリンエンジンを原動機とした車が発明されたのは、1885年。
その10年後の1895年に、世界で初めての自動車クラブレースが開かれました。
場所はフランス、パリとボルドーを往復する1,178kmを、トップの車は約49時間でゴールしたと伝えられています。

もちろん時を、前後して多くの自動車レースが開催されていました。
しかし黎明期の自動車レースには、蒸気自動車や電気自動車にガソリン自動車などの原動機を持つ車に対して、そのカテゴリーや原動機の出力(馬力)を区分したりする事はありませんでした。
クラス分けをなされたレース。
現在では、公平に競えるように“レギュレーション”が決められているのが当たり前です。
しかしクラス分けが行なわれたのは、1901年の「グランプリ・デュ・パレ・ドール」です。
有名な“ル・マン24時間レース”は1923年から、“モナコ・グランプリ”は1929年から、アメリカでは“インディ500マイル”が1911年から。
皆、自動車レースに熱中しました。

あやし眼科クリニックの伊勢屋 医院長と、その愛車

あやし眼科クリニックの伊勢屋 医院長と、その愛車

そして時は、2017年。
人はどうして、レースで競い合うのでしょうか?
動物的な本能からなのでしょうか?
自動車の誕生から、わずか10年で人々は自動車レースに熱中したのです。
自動車の持つ、あのマシンを操る快感はたまりませんものね。

そんな自動車レースに、打ち込む理由のひとつとして、

『たった一度の人生だからじゃないですか』

と、仰った方がいます。
宮城県東松島市にある、レンタルカート場“アトムサーキット”一番のファンを自称する、アトムサーキットのオーナーで、あやし眼科クリニックの院長でもある“伊勢屋貴史さん”です。

人には、様々なレース人生を楽しむキッカケがあるのですが、レース人生のスタートを切った後に、
どこで走るか?
なにで走るか?
という、テーマにあたります。

レーススタート前の一コマ

レーススタート前の一コマ

その答えの一つが、“ワンメークレース”と呼ばれるレースです。
有名なのは、昔ならシビックとかでしたが、いまならフィットやヴィッツ、86/BRZやCR-Z、軽自動車ではN-ONEなどの、ワンメークレースが開催されています。
JAF公認から、非公認の走行会に近いレースと様々ありますが、今回取り上げるのは

「ロードスターCUP」

です。マツダのロードスターのみでレースをするのです。
スポーツランドSUGOと、富士スピードウェイでSUGOチャンピオンレース/富士チャンピオンレS0-スとして、各年4戦がJAF公認レースとして開催がなされています。

同じ車で競いあうので、ドライバーの力量が問われるレースです。
参加可能な車両の型式は、
・NA6CE
・NA8C
・NB6C
・NB8C
で、ND系やNC系、NB系のロードスターでモータースポーツベースグレードのNR-Aを車両とした、「ロードスターパーティレース」と混走しますが、クラス毎に表彰されます。

NA6CEロードスター、エンジン等はノーマルです

NA6CEロードスター、エンジン等はノーマルです

レース参戦車両の装備として、最低でもそろえなければならないのが、
・6点式ロールゲージ(スチール製)
・5点式以上のシートベルト(FIA基準のもの)
・前後けん引フック(スチール製でケーブルフープ式なもの)
の3点です。
またナンバー付き車両でのレースになるので、車検にとおる保安基準を満たす必要があります。
・最低地上高9cm以上
・純正触媒を装着のこと
・ノーマルECU(エンジンコンピューター)
・車検に合格する、エアロ/GTウイング
・車検に合格する、エアクリーナー/エキマニ/マフラー
・基本ノーマルエンジン
・ホイール15インチ7Jまで、もしくは16インチ7.5Jまで
また、もともと前後バランスの良いロードスターですが、バラストによる重量調整は不可です。
クラス毎に、最低重量が決められていて、NA6CEだと930kg以上でないと不可です。

車両に関しては、陸運支局での車検がとおる必要があるので極端な改造は出来ないと言うことです。

ロードスターカップに出場するためには、JAFの国内A級ライセンスを必要とします。
“A級ライセンス”と聞くと、敷居が高そうで、せっかくの楽しいレース参戦から遠ざかりそうです。
安心してください。
“国際A級ライセンス”と
“国内A級ライセンス”の一文字違いで、取得する難易度は大きく違います。

国内B級 試験無し。講習のみで取得出来ます
国内A級 国内B級が出場可能な競技会で完走し、筆記試験/実技試験に合格した者
国際C級 1年以内に、国内JAF公認レース2回以上完走するか、
JAF公認ラリー/スピード系の日本選手権で6回以上完走した者
国際B級 2年以内に全日本選手権/地方選手権/国際各式レースで5回以上完走した者
(ル・マン24時間に出場するには、国際B級ライセンスが必要)
国際A級 2年以内に、国際B級を必要とするレースの5戦で総合5位以内入賞するか、
国際B級を必要とする選手権で最終成績5位以内の成績をだした者
(F1やインディカーに出場するには、国際A級ライセンスが必要)

上記の表のごとく、国内A級ライセンスは国際ライセンスと大きく違います。
余談ですが、日本各地にあるサーキット場では、国内B級と国内A級を同時に取得できる講習会コースなどがあるので、気になる方は調べてみて下さい。

話しが少しそれましたが、国内A級ライセンス必要な肝として、レースでの
“ルール”や
“マナー”
“旗の種類”等を学ぶ必要があるからなのです。
選手同士がマナーを重視して“モータースポーツ”を楽しむ事ができるのは、ライセンス保持者同士の誇りでもあるからなのです。

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以下は、廃車ドットコム福島/ナプロアースがスポンサーとしてステッカーを貼られたロードスターで、「ゼッケン55/あやし眼科★アトム★NA6C」で参戦した、伊勢谷貴史ドライバーからの寄稿です。

2017東北ロードスターカップ開幕戦、第2戦報告書

ゼッケン55 あやし眼科★アトム★NA6CE
ドライバー 伊勢屋 貴史

2017年4月8日、翌9日に、「マツダファン東北ミーティング」というイベントの中で開催された、「2017東北ロードスターカップ開幕戦」参戦しました。

東北ロードスターカップ第1戦(開幕戦)
開催地:スポーツランドSUGO
開催日:2017年4月8日、エントリー台数:22台で行われました、
予選 12位(クラス4位)
決勝 13位(クラス5位)
でした。

矢印が55号車、前の車は排気量が大きい別クラス

矢印が55号車、前の車は排気量が大きい別クラス

予選の時間は20分です。
20分間の最初は、完全なウエット路面でした。
しかし時間とともにレコードラインは、少しずつ乾いていくという難しいコンディションでした。
最初の低グリップの状態から、乾いていってグリップは上がっていったのですが、それに対する対応ができず、あまりペースを上げられませんでした。
同じクラスでは、予選4位の成績でしたが、混走レースなので全体で12位というポジションです。
私の前にクラスが違うパーティレース車両がいて、同クラスライバル予選3位はその前です。
グリットからの決勝スタートになりました。

決勝が始まるころには、路面は完全ドライの状態でした。
反応よくスタートしましたが、NA6C 1600ccの車両であることもあり、排気量に勝る前の違うクラスの車両をオーバーテイクできませんでした。
しかしそこから猛追し、毎周ポジションをどんどん上げました。
直接のライバルとなるクラス3位の17号車との差も詰めてきました。
しかし、その間を走っているクラス違いの2000ccのNCのパーティー車両が抜けません。
コーナーでは車重が軽い、私の55号車NAの方がペース良くレースするのですが、パワーに差が出る、ストレートスピードは、NCのクラス違いの車両の方が速いのです。
オーバーテイクを何度も仕掛けました。
しかし、前に出ることができず抜くことができません。
残り周回も少なくなった、6周目の第3コーナーでインに入りオーバーテイクを試みます。
しかし、接触し2台ともスピン。
大きくポジションを落としました。
そんなこともあり、最終的にクラス5位でゴールしました。

SUGOを駆け抜ける、NA6CEロードスター

SUGOを駆け抜ける、NA6CEロードスター

東北ロードスターカップ第2戦
開催地:スポーツランドSUGO
開催日:2017年4月9日、エントリー台数:23台です。
予選 7位(クラス5位)
決勝 7位(クラス4位)
でした。

第1戦同様に、予選は20分です。
予選では少しずつタイムを上げました。
この「ゼッケン55/あやし眼科★アトム★NA6C」で、自身初の1分45秒台に入れました。
結果、決勝では7番グリッドを獲得です。

好グリッドを手にして、期待の決勝です。
スタートはうまく決めました!
しかし、1コーナーに入る前に、クラス違い2台のNC系2000ccに抜かれてボジションを落としていまいました。
そのクラス違いのマシンを、オーバーテイクするのに手間取りました。
前を走る同じクラスの車両と、離れてしまいポジションをあまり上げることができないまま8周が終了してしまいました。
そんな感じで、最終的にクラス4位でゴールです。

結果、開幕戦・第2戦の、どちらも表彰台に立つことが出来ませんでした。
レース中、前に入ったクラスが違うパーティレースの車両を、オーバーテイクするのに手間取りました。
2戦とも、同じクラスのライバルとバトルまで持ち込めなかったのが残念です。
長年参戦しているサーキットゲームなどとは違い、ライバルもうまくブロックラインを走るので、タイム差があってもなかなかオーバーテイク出来ませんでした。
反省ポイントとしては、レース前に練習する時間が作れなかったことに尽きます… 昨年末に1度乗った後は、土曜日の開幕戦前の水曜日に10周乗ったのみです。
水曜日から土曜日、日曜日と毎日1秒ずつタイムアップしているという状態で、まだまだうまく乗れていない状態でした。

コーナーを抜け、アクセル全開で走るNA6CE

コーナーを抜け、アクセル全開で走るNA6CE

NAロードスターは3台乗り継いで来たけど、この車を“レーシングスピード”で走らせる技術は、まだまだ“鍛錬が必要”ですね。
次回の第3戦はSUGOチャンピオンカップレースの2017年7月9日です。
ポルシェのレースも併催されます。
そこまでなるべく走行できるようにスケジュール管理していきます。
次戦も応援よろしくお願いします!

__ここまで、寄稿文__

近年では、「若者の自動車離れ」が報道されています。
また、1980年代には無かった、“通信費”自宅のインターネット光回線や、スマートフォン等による携帯電話の維持費用が、家計を圧迫することも原因の一つだと言われています。
実際に、自家用車を維持するにも高額なお金が必要となります。
それが、競技にしようする自動車ならば、なおさら高額なお金を必要とするでしょう。
各地のワンメークレースも、いわゆる草レースや走行会なども一昔前に比べて参加者が減少していると聞きます。

もう、若者は自動車レースに興味が無いのでしょうか?
“マリカー”を御存じでしょうか?
レーシングカートに、道路運送車両法の保安基準を満たすように、ブレーキランプやサイドミラー、ウインカーなどを装備したカートをレンタルするサービスです。
マリカーは公道を走れるように整備されたカートですが、一方で各地のミニサーキットではレンタルカートが盛況です。
多くのレンタルカート場では、200ccの4ストロークエンジン搭載のレンタルカートを備えています。
手ぶらで、初めて来た人でも乗れるように、安全装備である“ヘルメット”や“グローブ”も貸出しています。
200ccのカートとは言え、最高速度は70km/hはでますし、地上高が低いので体感スピードは150km/hぐらいに感じます。
また、レーシングカートと言えばF1世界選手権で1988年・1990年・1991年の三度のワールドチャンピョンに輝いた、F1パイロット、“アイルトン・セナ・ダ・シルバ”(Ayrton Senna da Silva)は4歳の誕生日にレーシングカートを誕生日プレゼントにもらったのが、レース人生の始まりでした。 セナを知らない世代の若者でも、友達同士や、カップル、親子連れでレンタルカート場に来て、楽しそうにタイムアタックをしている姿も多く見られます。
エンジン回転を高回転に保ったまま、タイヤが軽く滑りだしそうになるのを感じながら… 第1コーナーを抜けて行く。

きっと、スマホのゲームでは味わえないような妙技を、繰り出す若者も出て来ることでしょう。

1980年代に比べて、自動車の車体価格は物価上昇率を考えても、
・ABS(アンチロック・ブレーキ・システム:Antilock Brake System)
・SRSエアバッグシステム(SRS:Supplemental Restraint System)
・ESC(横滑り防止装置:Electronic Stability Control)
・TRC(トラクションコントロール:Traction Control)
等々の、多数の安全装置導入とともに、値上がりしました。
車離れの原因のひとつが、自動車価格が高くなったからだとしても。
同時に、自動車を走らせる楽しみを感じなくなってしまったのでしょうか?

いいえ、3D VRゴーグルを装着したでは感じられない、実際の体感は、忘れる事が出来ないですからね。

その証拠に、初めてカート場に訪れる人が毎月何人も居るのですから。
初めての方が、リピーターになって友達と連れ立って来るのですから。

タイヤーの限界で、少し滑り出しながら旋回!

タイヤーの限界で、少し滑り出しながら旋回!

人はどうして、レースで競い合うのでしょうか?
何が楽しいの?
マシンを操る快感はたまりませんものね。

どうして、走るのですか?
そんなことして何になるの?
よくわからない…
でも、趣味とはそんなものでしょ?
『たった一度の人生だからじゃないですか!』
自分に、楽しいことやらなきゃ!
と、「自動車離れした若者」も感じることでしょう。

※本文は、(株)ナプロアースがスポンサーしている、あやし眼科★アトム★NA6Cのドライバーのあやし眼科クリニックの伊勢屋貴史院長の参戦レポートに加筆したものです。

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