自動車の補修をしてみよう!(2)~専門業者の行う補修作業~

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自動車の補修をしてみよう!(2)~専門業者の行う補修作業~

自動車の補修も、ちょっとしたものであれば、自分でやってみようと思うでしょう。自動車用品の専門店やホームセンターで、自分のボディに合ったカラースプレーや研磨剤などを購入し、キレイにやれれば安価な修理も可能です。

しかし、思い切り金属部分を凹ませてしまったり、傷の部分がガタガタになっていたりすると、個人で作業をしても苦しい結果が待っています。そんな場合は専門の業者に依頼をするのですが、業者ではどのような作業をしているのかを見ていくことにしましょう。

○業者が行う補修が車によって値段が違ってくるのはなぜ?

専門業者が行う補修作業は、同じような内容であっても、費用が異なるのをご存知でしょうか。これには、業者の考え方とカラーが大きく関係しています。まず、共通の作業はボディの上に防錆剤、下地(プラサフ)、そしてカラーが塗装されることになっています。

しかし、自動車のカラーには大きく分けて3種類あり、タイプによってカラー塗装以降の作業が多少異なります。

ソリッドの“黄色”色の調合が難しい色です

ソリッドの“黄色”色の調合が難しい色です

丹念なマスキングを施して塗装作業を実施

丹念なマスキングを施して塗装作業を実施

(1)ソリッドカラー

良く使われているカラーのみの色を指します。赤であれば赤、青であれば青といった本当にシンプルな色使いです。ただ、近年の車種によっては塗装面の保護を目的にクリアと呼ばれる透明なカラーを吹きかけている場合もあります。

(2)メタリックカラー

(1)のソリッドカラーに細かな金属粉を配合して、キラキラ光るように見せている色合いのことです。光の角度や自分の見る位置によって、輝き具合や色合いが違うため、キラキラして見えるのが特徴になります。

メタリックカラーには金属粉が酸化する(サビ)を防ぐため、クリアと呼ばれる透明なカラーを塗装の上に吹きかけています。そのため、ソリッドカラーよりもひと手間かかるとされているのです。

(3)パールカラー

(1)のソリッドカラーにマイカと呼ばれる雲母が入っているタイプの色合いになります。まさにその名のごとく、真珠のようなキラキラ感が特徴です。この場合、ソリッドカラーの上にパール入りのクリアを塗装し、さらにクリアの塗装を行います。

手間のかかるパールカラーは一回り値段が高くなることも多いです。

○業者では、オリジナルの色合わせをする

まったく同じ色を使っていても、イマイチ違和感…という人もいるでしょう。現在流通している色数はたくさんありますが、実際には無限といっていいほど存在すると考えられます。長年乗ってきた結果、日焼けや色あせが発生し微妙に原色とズレが出てしまうからです。

そのため、業者で塗装を行う時には、その自動車にピッタリと合った色あわせを行います。これは、塗装した場所が分からないようにするために行うプロの技なのです。

色の次は、板金と呼ばれる作業について見ていきましょう。ここでは、部分的に軽く凹ませてしまった場合の補修方法です。

○どうやって凹んだものを元に戻しているの?

凹んでしまったボディは、その字のごとく車の奥に入り込んでしまっています。ボディの形状や作り、クセによって作業方法が異なるのです。元通りの形にするためには、主に二通りの作業方法があります。

(1)たたき出す

凹んでしまったボディの裏側に手が入り、出っ張った部分が確認できる場合の作業方法です。主な箇所としては、タイヤのフェンダー周りやバンパー部分などが挙げられます。たたき出すというと、凹んだ反対側から作業するように思えますが、実際には凹んだ側からハンマーで叩くことになるのです。

では、凹んだ反対側はどうするのかというと、当て盤と呼ばれる石のような金属をあてます。これによって、少しずつ叩きながら元の形状を再現していくのです。これには、相当な鍛錬が必要だといわれています。

同じような形状にしたら、残った歪みをパテで埋めて形状を整えていきます。本当に熟練の方が作業をすると、パテなしでも形状が整うのだとか…。

叩き後の、サフェサー仕上げ状態の車台

叩き後の、サフェサー仕上げ状態の車台
右の画像は、その仕上り後です

ソリッドオレンジに塗装された状態のスーパー7

ソリッドオレンジに塗装された状態のスーパー7
難しいアルミBodyを仕上げるのはプロの技

(2)引っ張り出す

凹んだ裏側に手が入らない場合、あるいは合板になっていて、たたき出しが不可能な時にはピン、あるいはワッシャーといった専門の金属をボディにくっつけます。とはいっても、そのまま打ち込むと、さらに凹みの原因になってしまうので、ボディとの溶接を行うことがほとんどです。

ボディと完全にくっついたピンやワッシャーを専門の工具にて引っ張り、凹んでいたものを元通りに引っ張り出します。この場合は、どうしても形にボコボコがしまうことが多いです。そのため、完全な整形をするためには、パテによる作業が必要になります。

個人で大きな凹みを修理するとなると、たたき出すのは困難ですし、引っ張り出すアイテムも販売されていますが、作業結果は場所や状態により一か八かです…。そのため、多くの人がパテを大量に使用し、整形しようとします。

パテでキレイに整形できるほど職人技があればいいですが、大半は継ぎ目が目立ち、いびつな見た目になってしまうことが多いです。塗装でごまかそうとする人がいますが、塗装を厚塗りすると、たれる原因になってしまいます。いかにも「自分でやりました!」といわんばかりの見た目が、外観を損ねてしまうのです。

○業者選びは依頼時の「印象」が一番大切?

業者の提示する金額はピンからキリまでで、作業にかかる日数にも差があります。これは、業者の規模や作業に対する考え方によるもので、費用が高いから確実、安いから雑になるというわけではありません。実際の良し悪しは、口コミや業者に足を運んだ際の印象で判断するのが一番です。

色合わせが難しい“赤”も、プロ仕上げで納得

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丁寧な引張り出し作業

丁寧な引張り出し作業

いい業者は対応もしっかりとしていますし、作業予定の説明もしてくれるでしょう。逆に、意味不明な期間限定「激安見積り」を提示してきたり、「うちに任せて!」のごり押しをしてきたりする場合は注意が必要です。見積りや作業期間、内容を聞いた上で依頼するかを決定するようにしましょう。

業者の作業費用は、専門技術を考えると高くなるのは納得がいくのではないでしょうか。早く、キレイに確実に直したい、自分では修理が難しいと思った段階で、業者に依頼をするのもひとつの決断といえるでしょう。

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