マイカー離れが深刻化…自分の愛車を持たないのはお得なのか?

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マイカー離れが深刻化…自分の愛車を持たないのはお得なのか?

1960年代半ばには新・三種の神器として自動車、クーラー、カラーテレビと言われるほど人気になったマイカー。持つこと自体がステータスであり、当時のトレンドだったのですが、今では時代も変わり、マイカーを持たない人が増えてきたと言われています。これにはさまざまな理由があるのですが、皆さんはどうでしょうか?

1960年代に国民車と言われた、スバル360

1960年代に国民車と言われた、スバル360

ここでは、マイカー、カーシェアリング、レンタカーの3つに分類し、それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。その中で、マイカーを持たない人が増えてきた理由は?また、どれがお得なのか?さまざまなことをチェックしていくことにしましょう。

○高度成長のさなか、新・三種の神器となった自動車

戦後は自動車すらろくに作れなかった日本ですが、1950年代後半には三種の神器として、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が人気となります。戦後の復興ではなく、日本が独り歩きを始め、輸出も拡大、徐々に経済と共に技術も成長していた頃でした。

自動車はまだノックダウン生産によって欧米に少しでも技術を学ぼうとしていた頃。自動車を持とうという人もまだ少なかったと言います。そこから自動車もようやく世界に追いつきだした1960年代に、やっと新・三種の神器として登場するようになりました。

日本車の人気の上昇に合わせ、マイカーを所有する人も増え、一家に一台、いや、それ以上とまで需要が伸びていたはずなのですが、多少の上下はあるものの、ここ20年くらいではどんどんと販売台数の累計が落ちています。2015年には500万台を割る事態となりました。

○マイカーを持たないでも、自動車を運転できる時代になった?

「自動車があると便利なんだけど…」きっと、誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。しかし、そうはいっても毎日いつでも必要だという人は、ある程度限られてきます。そんな時代背景もあり、近年急激に発展してきたのが「カーシェアリング」と呼ばれるものです。
以前から、予約をして車を借りられるレンタカーはありましたが、最近ではこのカーシェアリングをうまく活用している人も多いのだとか。以下で「マイカー」「レンタカー」「カーシェアリング」の特徴を詳しく見ていくことにしましょう。

○時代の最先端!?カーシェアリングとは?

カーシェアリングとは、その名の通り、自動車をシェア(分け合う)というもので、レンタカーとほぼ同じものとなります。ただ、レンタカーは長時間の利用、カーシェアリングでは、15分単位といった短いスパンでの利用を想定しているようです。ただし、誰でも予約すれば使えるという訳ではありません。
利用の際には指定の会員登録を行い、支払いはクレジットカードを指定しているところがほとんどです。登録さえしておけば、いつでも全国の自動車を使うことができるようになり、予約もインターネットで手軽にできます。急に自動車が必要になった際にも空きさえあれば使えるという意味では、マイカーにイメージも近いです。

メリットは24時間どこでも手軽に予約ができ、空きさえあればすぐに自動車を利用できるという点です。また、短時間の利用を想定して料金設定がされているため、ちょっとだけ利用したい人にとって、費用面での節約が期待できます。
さらに、土地の狭い日本…駐車場を持てない人も多いです。カーシェアリングであれば、自動車を所持しておく土地も必要ありませんので、自動車の免許とクレジットカードがあれば、誰でも利用できます。

デメリットとしては、長時間の利用だと費用が割高になってしまうということ、全く利用しないでも基本料が発生することがあるという点でしょう。また、シェアできる車両の数は限られているので、タイミングが悪いと借りることができない可能性もあるという点は注意が必要です。
デメリットは利用する各社によって多少の違いがありますので、カーシェアリングを利用する際には、どの会社を使うのかをよく検討しなければなりません。

駅横の立体駐車場のカーシェアリング

駅横の立体駐車場のカーシェアリング

ビジネス街近郊駐車場のカーシェアリング

ビジネス街近郊駐車場のカーシェアリング

○さまざまな車種が借りられる!レンタカーのメリットとデメリット

レンタカーの歴史は長く、日本では大正時代に運転手付きでの車両貸与サービスがありました。免許も車両もまだまだ所有者が少ない時代、しかも、ある程度のお金持ちでなければ利用できなかったようです。

今の形式のレンタカー事業が始まったのは戦後すぐのこと、色々な問題があってしばらく身をひそめることになりますが、再び人気が出てきたのは昭和39年。ホンダが事業に参入したのをきっかけに、日本の主要メーカーが挙って事業を開始したのだそうです。

今ではメーカーに関係なく、各社のさまざまな車両を取り扱うお店も多くなりましたね。今までの割高な料金設定から一転、格安で自動車を借りることができる設定をするお店も増え、需要は高くなったと言えるでしょう。

レンタカーという意味では、カーシェアリングもこのレンタカーに法律上は含まれるようですが、大きな違いはレンタルの期間についてです。カーシェアリングは短時間なのに対し、レンタカーは長期レンタルをすると、費用単価が割安になることが多くなっています。場合によっては1ヶ月単位でレンタルすることもあり、その内容はさまざまです。

メリットとしては、豊富な車種の中から目的に応じて選ぶことができるという点でしょう。カーシェアリングの場合、ある程度車種は会社によって絞られてしまいますが、レンタカーだと、目的に応じてさまざまな車種が用意されています。トラックやバスといった大型車両を貸してくれるところも探せば出てきます。
また、前述のように長期間のレンタルを希望しやすく、その費用はカーシェアリングの単価と比較していくと割安になることが多いです。そして、クレジットカードを所持していない人でも借りることができるようになっていますので、利用できる人の幅が広くなっています。
さらに、まったく使わなければ月会費等の支払いがないので、本当の意味でもピンポイントでの利用が可能です。

ただし、レンタカーはいちいち該当店舗まで行かなければならず、カーシェアリングのように決まった場所に車両があるわけではありません。すぐに借りるということが難しい場合も多く、多くは数日前から予約を入れておく必要があります。また、他の人が長期間レンタルをしている場合、希望の車両が使えない可能性も考えられるので注意が必要です。

主要な駅・空港の近隣はレンタカー屋が多い

主要な駅・空港の近隣はレンタカー屋が多い

カーシェアもレンタカーも、“わ”ナンバー

カーシェアもレンタカーも、“わ”ナンバー

○マイカーは上記の二つと比べるとメリットもデメリットも大きかった!?

マイカーはあこがれの存在から不要の時代に変わりつつあるようですが、これには都合の良い前述のカーシェアリングやレンタカーの発達が関わっています。
マイカーのメリットは、何といっても自分専用の車が持てて、いつでも使えるという点でしょう!車検に通る範囲であれば自分の好きな仕様に改造することもできますし、自分の愛用品として長く使っていくこともできます。カーシェアリングやレンタカーでは味わうことのできない「自分のモノ」という気持ちが一番の魅力です。

ただし、上記の二つと比べると、どうしてもメンテナンス費用や車検、税金など、自腹を切る費用が掛かってしまいます。駐車場の確保など、自動車を維持するという意味でのデメリットはとても大きいものなのです。これは、カーシェアリングやレンタカーで事足りる人にとって、大きな問題点となります。

○これ以外にも聞こえてくる若者たちの声とは…?

上記の三点で見ていくだけでも、やはり費用面、私物という面での問題が大きく見えてきますが、それ以外にも問題点があるのだそうです。

(1)自動車に魅力を感じない人たちが増えた
自動車=ダサい、危険といったイメージを強く持つ人たちが増えたのだとか。自動車自体に興味が持てないため、どうしても必要にならない限りは不要だという考え方になるようです。乗らなくても問題ないものに乗って、人をひいてしまったら責任なんて取れないし。
これらの意識が強い人たちが増えたことも、マイカー離れの原因の一つとなっているようです。

(2)公共機関で十分!?
バス、電車、その他さまざまなサービスが発達している現代。これは、都心の若者に多いのだそうですが、(1)に加え、「マイカーがなくても困らない」という人が増えました。
また、環境破壊の観点から見ても、公共機関の利用はプラスになります。排気ガスの量が減り、環境に優しい社会を実現することができるようになるのです。

(3)経済的な理由、趣味の変化も背景として大きいようで…
なかなか景気の回復が見られない日本…非正規雇用者も多く、金銭面での問題も大きくのしかかっているのが現状です。「貧乏暇なし」と言いますが、どれだけ働いてもお金がついていかなという人も多くなっています。
さらに、費用面でいえば、他の趣味にお金をかけている人からすれば、自動車にまで予算が回らないという人もいるのではないでしょうか。マイカーの項目でもお話しした通り、マイカーを持つにはどうしても費用が掛かってしまいます。生活状況によって必要なければ、そこまでこだわらないという考え方になっていくのです。
具体的にはインターネット関連、PCやスマートフォンをはじめ、さまざまなITの発達による娯楽の多様化がこのような時代を生み出したともいわれています。

○結局、マイカーは持った方がいいの?

結論から言うと、持ちたい人だけが持てばいいのではないか…というのが正直な答えです。
自動車と言えば、かなりの大きな買い物になります。買った後もさまざまな費用が掛かり、お金が続かず、放置車両にしてしまう人もいるのも現状です。
自分がいつでも運転でき、動かすことができる乗り物があることは、いざという時のことを考えると便利ですが、それに対して払う対価は大きいのは言うまでもありません。

では、どのくらいの乗車距離、頻度からマイカーを持つとお得なのか?ということですが、これは車両によって、そして利用するサービスによって異なります。最近人気のあるコンパクトカーでいうと、街乗り、お買い物などで2日に1回程度の利用であれば、カーシェアリングの方が圧倒的にお得だという計算も成り立ちます。マイカーの経費とカーシャアリングの経費とザックリ比較すると、マツダのデミオ辺りで新車購入だと200万前後です。5年で償却と考えて1ヶ月辺りに換算すると33,333円です。更にガソリン代に、毎年の自動車税、自賠責費用、車検費用、消耗品のタイヤー交換に駐車代、任意保険への加入料等々の車両代以外の必要経費が発生します。一方で大手のカーシェアリングではそれらの費用を加えても、月に3時間を15回のプランなら37,000円程度で済みます。大手のサイトには料金シミュレーションがあるので見てみると良いでしょう。

マイカーの必要経費(月に3時間を15回。燃費15km/L、ガソリン価格105円)
名目 5年間辺り 1ヶ月辺り
デミオ新車 2,000,000円 33,333円
ガソリン代(1回30km走行) 378,000円 6,300円
自動車税(75%エコカー減税適応) 45,000円 750円
自賠責費用 81,750円 1363円
車検費用(1回) 120,000円 3,333円
消耗品(オイル・タイヤ)交換等 102,000円 1,700円
駐車代 900,000円 15,000円
任意保険(通販型の安価タイプ) 204,000円 3,400円
合  計 3,830,750円 65,179円
カーシェアリングの必要経費(月に3時間を15回。ガソリン代・保険代等は込み)
名目 5年間辺り 1ヶ月辺り
デミオ 2,224,800円 37,080円

大手サイトのカーシェア料金の一例

大手サイトのカーシェア料金の一例

上記は、ほんの一例に過ぎないので、ご自身のライフスタイルに合わせて計算する必要はありますが、計算結果は明らかに差が出ましたね。

ただし、「自分の場合はカーシェアリングだとお得になるから、あなたも」とは一概に言えないため、結局はその人の生活スタイル次第という結論になってしまいます。便利さやこだわりを取るか、費用面を取るのか…特に、自分の都合でさまざまなことを決められる独身の方は、さまざまな選択肢があると言えそうです。

終戦から70年が過ぎ、時代の流れは大きく変わりました。マイカーは「憧れ」から「生活必需品」そして、現代では若者を中心に「不要」となりつつあります。乗り物自体は便利でも、自分専用はいらない。これは、日本だけでなく、自動車大国アメリカでもそのような風潮があるのだそうです。
これからどのようになってゆくのか… 時代の流れを見ていく上でも、このマイカー離れ問題はひとつのチェックポイントとなるでしょう。

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