タイヤの交換と保管方法について

HOME > タイヤの交換と保管方法について

タイヤの交換と保管方法について

1.はじめに

今回は、タイヤ交換の仕方ついてと、タイヤの保管方法についてです。
これはあくまで私個人のやり方、認識なので、プロのタイヤショップさんから見たら間違いの指摘が出るかもしれません。
こんなやり方をしている人もいるんだなぁくらいに思っていただいたらうれしいです。

タイヤの組み換え

タイヤの組み換え

2.タイヤ交換

まぁ、ほとんどの人は人生の中でする事はないでしょう。
今回、ご紹介するのはタイヤローテーションや取付けでは無くて、“組み換え”方法です。
タイヤとホイールが別々の状態から組込む方法です。
どこに、こんなコラムの需要があるんだ!?と、言われそうですが…
(ほぼ自動車部の後輩に向けてですかね…)
けど、気になりませんか? どうやってタイヤ交換しているのか。

では、タイヤを外す方法から説明していきます。

(1)エアーを抜き、ウェイトを取る
まずはタイヤの空気を抜き、ホイールに付いているバランスウェイトを取りましょう。
エアーは、バルブキャップを外したら見えるバルブコア(ムシ)を虫回しで取ると抜けます。
ウェイトは両面テープで付いているものか、リム部分に打ち込まれたものがあるので、バランスウェイトハンマーを使って取りましょう。
もし無かったらマイナスとか使って頑張って取りましょう。
僕はそうやってしたことないですが。

バルブ部分の拡大

バルブ部分の拡大

タイヤ組み換えに使う工具とタイヤ

タイヤ組み換えに使う工具とタイヤ

○バランスウェイトの意味
ホイールには、鉛の重りみたいなものが貼ってあったり打ち付けられていたりしますよね?
あれは、ホイールのブレを抑えるためにつけられているんです。
タイヤは、重心が中心にあるわけではなく、多少ズレています。
なのでタイヤを組み付けたホイールの重心ってズレているんですね。
そこで、ホイールバランサーと呼ばれる専用機械でホイールのブレを測定します。
すると機械が、ホイールのどこに何gの重りをつけたらブレを抑えられるのか教えてくれます。
だいたい重りは15g前後ですかね。
しかし安いアジアンタイヤではこれが何10gとかになったりします(笑)。
どんなけバランス悪いねん!!って、感じですね。

貼付タイプのバランスウエイト

貼付タイプのバランスウエイト

打付けタイプのバランスウエイト

打付けタイプのバランスウエイト

さてここからはタイヤチェンジャーの出番です。
これさえあれば、年中タイヤ交換し放題!
私も将来、余裕があれば欲しいですね。
ただ周りのチェンジャーを見る限り何かと故障が多いので、維持するのが大変そうですけど…笑。
基本、タイヤ組み換え作業にはタイヤチェンジャーを使用します。
タイヤチェンジャーを使わず、ビートクリームで滑らせてタイヤレバーのみで組込む方法もありますが、かなり苦労します。
機械のチカラは偉大ですね。

タイヤチェンジャー

タイヤチェンジャー

(2)ビードを落とす
チェンジャーの右側についているビードブレイカーでビードを落としましょう。
チェンジャーについている4つのペダルのうち、③のペダルを踏むとゆっくりビードブレイカーの刃が動きます。

ホイールとタイヤの間、こんな感じでOK!

ホイールとタイヤの間、こんな感じでOK!

うまくビートを落とすコツとしては、ホイールとタイヤの間ギリギリを狙う事です。
ゆっくり刃を動かして狙いをすましましょう。
あとは感覚です。
(どちらかというとそっちの方が大事だったり…)
ホイールに刃が当たって傷が付くのを恐れて離れたところに刃を当てても、タイヤが凹むだけでビードはあまり落ちないので注意しましょう。
片面2箇所くらい落とせたら十分です。
競技用タイヤや硬い扁平のタイヤはなかなか落ちないので根気で落としましょう。

(3)チェンジャーにセットする
ビードが落とせたらタイヤをチェンジャーにセットしましょう。
②のペダルを踏むと、ホイールを固定するツメが動きます。
ターンテーブル中央にある4つのツメに、ホイールのリムをひっかけて固定させます。
このとき、きちんとビードが落ちていないとツメが入らず固定できません。
4つのツメが写真のようにホイールに引っかかっていれば大丈夫です。

ちゃんとツメがかかっているか確認しよう

ちゃんとツメがかかっているか確認しよう

タイヤチェンジャーのターンテーブル部

タイヤチェンジャーのターンテーブル部

マウント/デマウントツール部のアップ

マウント/デマウントツール部のアップ

(4)タイヤを取る
さぁ、ここからタイヤを取っていきます。
まずは①のペダルを踏んでアームを下ろしてきます。
アームを下ろしたら写真のようにタイヤマウントツール部をセットさせましょう。
アーム上部についているボタンを押す事でアームを固定できます。
もちろん、タイヤチェンジャーのメーカーによって固定の方法は違いますが、そんなに大差は無いので見ればわかります。

アームをセットした状態

アームをセットした状態

セットが完了したら、タイヤレバーでビードを持ち上げましょう。
ここからは慣れが必要になってきます。
慣れるまでは、少し難しいですが、頑張りましょう。

下の写真のようにレバーをタイヤとホイールの間に入れ、マウントツールを支点にして“てこの原理”で、ビードを持ち上げてやります。
硬いタイヤだと、この作業がすごく大変です。
あと、ビードをちぎらないように注意しましょう。

マウントツールを支点にタイヤビートをおこす

マウントツールを支点にタイヤビートをおこす

ビードが上がったら④のペダルを踏みます。
するとタイヤをツメで固定していた部分の台であるターンテーブルが、時計回りに回転してデマウントツール部分によってタイヤがホイールから、はがれていきます。
たまに、ターンテーブルが回った時に、上げたビードがデマウントツールの下側に行ってしまう事があります。
そういう時は、一瞬だけ④のペダルをつま先で上げてやる事で、ターンテーブルが反時計回りに回り、デマウントツールに、ビードがうまくかかってくれます。
それからタイヤを、はがしていくといいでしょう。

表側が一周したら次は写真のように、レバーを下側のビードに引っ掛け、タイヤ下側のビードを持ち上げてきてデマントツールにかけてやりましょう。

裏面のビートをレバーでかける

裏面のビートをレバーでかける

これもタイヤによったら難しいです。
少し上面のビートを持ちあげながら、頑張ってください。
ビードがデマウントツールにかかったら、あとは同じようにターンテーブルを回してタイヤをはがしていきましょう。
するとタイヤが完全にはがれます。
①のペダルを踏んでアームを上げるとタイヤを取る事ができます。
これでタイヤを取るのは終わりです。

タイヤとホイールを取外し完了

タイヤとホイールを取外し完了

(5)タイヤを組む
では今度はタイヤを組んでみましょう。
タイヤを組むのは慣れが必要なので、慣れないうちは、組むのが簡単なダートタイヤや高扁平のタイヤで練習するのがいいでしょう。
ちなみに、今回は写真を用意するために、部室周辺に転がってあったエコスを使いました。

まずは組むタイヤのビードにビードクリームを塗りましょう。
決して、マヨネーズなどで妥協しないように。
めっちゃ臭いです。
ちゃんと、専用品を買いましょう。
薄めた中性洗剤などで代用出来ない事はないですが、水分を含んでいるとタイヤとホイールが水分で劣化するので良くありません。
また、タイヤを組む前にバルブをチェックしておきましょう。
ゴムバルブならちぎれそうになってないか、アルミバルブならナットがゆるくなってないかチェックしておきしましょう。

さて、ビードクリームを塗ったら組み付けるホイールをチェンジャーにセットして、いよいよタイヤ組んでいきましょう。
まずは、タイヤを斜めにします。
この状態で④のペダルを踏み、チェンジャーを回転させましょう。
すると、ホイールのウエルと呼ばれる段差の下にタイヤが入っていきます。
一回目は特に難しい事はありません。タイヤが写真のように入ったらOKです。

一回目終了時点

一回目終了時点

難しいのはここからですね。
同じようにタイヤを斜めにして、アームの下にビードがいくようにしましょう。
腕やレバーを使って右側に倒しましょう。

角度をつけながらターンテーブルを回す

角度をつけながらターンテーブルを回す

上の写真のような状態にしたらチェンジャーを回転させます。
簡単なタイヤだと、手で押さえるだけで組めますが、硬いタイヤになってくると難しく、タイヤレバーを2本使ったり二人がかりで押さつけたりしないと組めない事もあります。
慣れないと難しいので、たくさん廃タイヤなどで練習しましょう。

タイヤ組み終わり

タイヤ組み終わり

(6)エアーを入れ、ビードを上げる
タイヤが組み終わったら、エアゲージを使ってタイヤにエアーを入れていきましょう。
エアーを入れていくと、
「バンッ!!」
という音とともに、ビードが上がります。
タイヤによっては、めっちゃうるさいです。
怖いです。

たまに、エアーを入れているのにビードが上がらない、といった事が起こります。
原因としては、どこかからエアーが漏れているか、バルブがビードより上に行ってしまっていてエアーが入っていない事が考えられます。
よく確認しましょう。
ビードが上がったら、タイヤの組み換えが終わります。

(7)バランスを取る
本来なら、タイヤを組み換えたらホイールバランサーを使ってホイールバランスを取ります。
しかし、広島大学自動車部にはホイールバランサーが無くバランスを取れないので、組み換えが終わったらタイヤ交換は終わりです。
まぁカー用品店やガソリンスタンドでバイトしている人が組んだタイヤですし、バランスがいいと信じましょう。
しかし、走ってみて80Km/h程度のスピードを上げたときにハンドルがブルブル/ガタガタし始めたら、バランスがかなり狂っています。
その場合はあきらめて、ガソリンスタンドやタイヤショップに行きましょう。
だいたい1本500円から800円程度でバランスを取ってもらえます。

部のタイヤ保管状況

部のタイヤ保管状況

3.タイヤの保管方法

少しだけですが、タイヤの保管方法についても書きます。
はずしたタイヤをまた使えるように大切に保管しておきましょう。

タイヤの寿命は、溝が残っていてもゴムの劣化などの理由から、普通のタイヤだと5年くらい。
また、スタッドレスは3年くらいと言われています。
しかし保管方法がよくないと、それよりも早くにタイヤがダメになってしまいます。

そこでいくつかタイヤを保管するにあたって気をつける事を挙げておきます。
特にスタッドレスタイヤは保管期間が長く、間違った方法で保管しているとすぐ劣化してしまうので保管方法は気を付けましょう。

・よく洗う
これは特に、スタッドレスタイヤを保管するときに気を付ける事ですね。
道に撒かれている融雪剤(塩化カルシウム)はホイールなどの鉄を錆びやすくさせたりゴムを劣化させやすくしてしまいます。
なので、洗って融雪剤を取っておくことをおすすめします。
またタイヤの汚れはゴムの劣化を招きやすいのでタイヤも水で洗っておきましょう。

・空気を抜いておく
タイヤをホイールとセットで保管している人がほとんどでしょうね。
その場合、空気を半分くらい抜いておく事をおすすめします。
空気が張ったままだと、ゴムに余計な圧力がかかりこれも劣化を招きやすくなります。
ほんと何かとすぐ劣化しますね。

・タイヤの置き方
タイヤだけを保管する場合は、立てて縦に保管します。
タイヤとホイールが組み込まれた状態で保管する場合は、平積みするように置きましょう。
ホイールのついていないタイヤを横にして平積みにすると、タイヤの重みで下に置いてあるタイヤやサイドウォールが変形してしまいます。
なので立てて縦にタイヤを置ける、タイヤラックなどを使って保管しましょう。

・タイヤカバーに入れる
お店でタイヤ交換をするとよくビニール袋に入っていると思います。
その状態で保管してもいいのですが、よりよく保管するのであればタイヤカバーに入れるといいです。
タイヤカバーは遮光性がよく日差しから守ってくれますし、汚れも付きづらいので、ゴムの劣化を抑える事ができます。

・保管場所は風通しの良い日陰
タイヤに限らず、ほとんどの物の保管方法ってだいたいこうですよね。
タイヤは日光や高熱に弱く、劣化しやすくなるので、そういったところで保管しておきましょう。

空タイヤなので、立てて縦に保管

空タイヤなので、立てて縦に保管

上記の画像は部のタイヤ保管状況です。
ホイール付は、平に積んで保管しています。
ホイール無しの空タイヤは、ちゃんと縦に積まれていますね。
収まらない分は平積みですが…

タイヤはすごく劣化しやすいのでこういった工夫をして、できるだけ劣化するのを抑えましょう。
先ほどタイヤの寿命は5年くらいと言いましたが、保管方法によってはすぐに寿命を迎えてしまいます。
タイヤにヒビが出てきた、ゴムが硬くなってきたりしたら交換時期ですので、早めに交換しましょう。もし自分でよくわからなかったらお店に行って店員さんに見てもらいましょう。

4.さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございます。
冬や春の時期のスタッドレスタイヤと、夏タイヤを交換する時期になった頃くらいに、このコラムが役に立てばうれしいです。
あと関係ないですが、自動車部の後輩に一回くらい読んでもらって、みんなタイヤ交換ができるくらいになってもらいたいものですね(笑)。

大切な車を支えるタイヤ、正しく交換・保管して安全に走行しましょう!

(執筆:広島大学自動車部)

  • 必要書類のダウンロード
  • 書類の記入例はこちら

初めて廃車される方へ

お客様の声

お客様の声一覧

廃車関連情報

お役立ち情報

山梨県、滋賀県、沖縄県の廃車買取りを担当するリサイクル業者様を募集中! メールでのお問い合わせ先はこちら
Copyright © 2004-2016 廃車ドットコム All Rights Reserved.